「ヴェネツィア」行ってみたらこんなトコ

世界遺産検定3級

ご訪問ありがとうございます。

「行ってみたらこんなトコ」シリーズ10回目となる本日はイタリアの「ヴェネツィア」です。
一度は行ってみたい日本人も憧れの観光地としてもよく知られた街で、世界遺産検定では、3級、4級ともに出題のある世界遺産です。

9月の世界遺産検定(3級または4級)を目指している方は、カテゴリーの過去問題3級または4級も学習の参考にしてください。

さてヴェネツィアについては今年、新型コロナウィルスの影響による渡航制限などもあり、観光客が激減したことで美しい水の都が戻ったなんてニュースを目にした方も多いのではないでしょうか?
観光施設はまだ閉鎖されているところもあるようですね。
私も本来秋に再訪する予定でしたが、来年か再来年か、とにかく持ち越しです。

ひとまず本日は、思い出巡りを兼ねてヴェネツィアについて振り返り学習を行います。

①ヴェネツィア観光

都市としてのヴェネツィアは、ヴェネツィア湾にできたラグーナ(潟)の上に築かれました。
ヴェネツィア湾は、イタリア半島とバルカン半島に挟まれた、アドリア海にある北側の奥まった場所にあります。

運河がひしめきあい、島の数は全部で118。島を繋ぐ橋の数はなんと400以上だとか。
街の真ん中を流れる全長約3キロにおよぶ逆S字形の運河は「カナル・グランデ(Canal Grande、大運河)」というわれているそうです。

駅に降り立った時から感動の景色が広がります。
流石「水の都」と言われる街。初めて目にする水上交通の往来と、青い空に映えるカラフルな建物は映画の世界さながらでした。
ヴェネツィア共和国は11世紀には強力な艦隊と商船を有しており、アドリア海から東地中海、黒海の海上貿易を独占しました。
東方貿易(レヴァント貿易)の中心地として栄え、運河沿いに商人の商人の館が建ち並びあのような独特な景観になっているようです。

海の上(正確には潟の上)に築かれた土地ですので、やはり地盤については難があるようです。
地下水や天然ガス採取の影響もあり、街が海に沈み始めています
現在はユネスコが救済活動をしているそうで、なんとかこの景観を持続して欲しいですね。

ヴェネツィアには2泊して、ゆっくり観光できました。
行った先は多くはありませんが、主に参加した2つのツアーについてご紹介します。
私は基本的に、VELTRA(ベルトラ)のツアーを利用しています。
1つ目は船でサンジョルジョマッジョーレ島に渡り聖堂にいきました。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会観光ツアー<貸切/日本語アシスタント>

そして、もうひとつは検定試験にも度々登場する、サン・マルコ寺院ドゥカーレ宮殿に入場できるツアーです。
サンマルコ寺院&ドゥカーレ宮殿入場+ゴンドラ遊覧<日本語> by [みゅう]
観光客で混雑する観光地ですので、待ち時間を最小にして確実に建物内に入るには、ツアーの予約がマストです。
日本語ガイドのツアーも多いので、コストがかかってもオススメです。

そして、ヴェネツィアで外せないのはゴンドラクルーズですよね。
私は一人旅をしていたこともあり、正直ゴンドラに乗るのは迷ったのですが、ツアーに含まれていたので乗りました。
結果、やっぱり乗って良かったです。橋の上や運河沿いとは見える景色が違いました。

見所沢山のヴェネツィアですが、ご存知の方も多いと思いますが、高潮による浸水被害が数年に一度発生しています。
ヴェネツィア湾では10月から2月くらいの間に、満潮と東南から吹く風(シロッコ)などの影響で、高潮が起こります。
昨年の11月の高潮は歴史を遡ってもかなり高い水位となったようで、大きな被害が出ました。
被害が出ないまでも、観光に影響を与えることがありますので、旅行時期を選ぶ際にはこの辺りは頭に入れていただく必要があるかと思います。

 

②出題ポイントなど

ただの旅行記のようになってしまいましたので、繰り返しにはなりますがヴェネツィアについてのポイントをおさらいしておきます。

・ヴェネツィア湾にできたラグーナ(潟)の上に築かれた都市である。
・7世紀末にヴェネツィア共和国として実質的に独立、1866年に始まった戦争の最中。イタリア王国に編入。
東方貿易の一大交易拠点として経済的に発展したことから、「アドリア海の女王」と呼ばれた。
・9世紀につくられた、聖マルコの聖遺物を祀るサン・マルコ大聖堂は、11世紀に現在のビザンツ様式に改築された。

・ドゥカーレ宮殿内には、世界最大級の油絵であるティントレットの「天国」をはじめ多くの絵画が飾られている。

・現在、地下水や天然ガスの採取の影響で街が海に沈み始めており、ユネスコなどが救済活動を展開している。

 

③アクセスなど

「ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅」へは、ミラノ、フィレンツェ、ローマなどなど主要な都市から高速鉄道1本でアクセスできますので、なんら難しい事はありません。

私は徒歩で移動しましたが、橋を何本も超えるのでその度に坂か階段を上り下りしなければいけません。ですので、荷物があると結構重労働です。
荷物を運んでもらうポーターサービスを利用するのも手だとは思いますが、移動場所によっては水上交通の利用もいいかと思います。
特に先ほどご紹介したメインとなるサン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿などの観光スポットがある場所は、駅との位置関係は島の端と端ですので、歩こうと思うとなかなかの距離です。
体力に合わせてというところにはなります。

私も次回訪れる時には、水上交通を駆使して移動してみたいと思います。
ベネチア水上バス・ヴァポレットの乗り方!路線図・チケット・料金まとめ(Nicolenaworld)

宿泊場所は、サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿のある「サン・マルコ」と呼ばれるエリアがいいのではないかと思います。
個人的にここで見た朝焼けは気持ちよかった。

それに、人が少ないサン・マルコ広場の写真なども撮りにいけるので、人が少ない時間に街並みを見て回りたい方にはオススメです。
私自身は、次回は両親を連れて行きたいので、その際は水上タクシーで乗り付けられるホテルに泊まりたいと思います。

因みに夕焼けはリアルト橋から鑑賞しました。
どこを切り取っても絵になる景色ばかりです。

 

④練習問題

3級の試験では、それほど出題率は高くないようです。本日は1問です。

『ヴェネツィア とその潟』に関する以下の文中の語句で、正しいものはどれか。
ヴェネツィア は(①北方貿易)の一大拠点として栄えた。9世紀に建てられた(②サンピエトロ大聖堂)は11世紀に現在のビザンツ様式に改築された。14世紀に総督の邸宅えと改築された(③シェーンブルン宮殿)内には世界最大級の油絵がある。現在、街が(④海に沈み始めており)大きな問題となっている。

①北方貿易
②サン・ピエトロ大聖堂
③シェーンブルン宮殿
④海に沈み始めており

 

いかがでしたか?
正解がわからなかった方はこちらの学習記事もどうぞ
商業と都市(ヴェネツィア・リューベック)
ヨーロッパの主要建築の名前は、本当に覚えづらいですよね。
私もいまだに苦手で、実際に訪れた場所でさえ、名前が思い出せなく情けない限りです。

これから2級試験を目指す中で、しっかり整理をしたいと思いますが、3、4級で取り扱われている建築くらいはそろそろ、区別できるといいな、と思う今日この頃です。

さて引き続き、少しずつ学習を続けていきますので、よかったらまたこちらのブログにお越しください。

tomo

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