「合掌造り集落」行ってみたらこんなトコ

世界遺産検定3級

ご訪問ありがとうございます。

本日は、日本の伝統的な集落である世界遺産『白川郷・五箇山の合掌造り集落』についてご紹介します。
7月の検定に向けての学習中にも訪れた場所です。
以前、愛知県に住んでいたことがあり、車で数時間でいける白川郷には何度かドライブがてら足を運びましたが、しっかり観光するというのはしてきませんでした。
それでも、ここにしか無い合掌造りの茅葺き屋根の並ぶ景色は圧巻で、一度は訪れていただきたい場所だと思います。

9月の世界遺産検定(3級または4級)を目指している方は、カテゴリーの過去問題3級または4級も学習の参考にしてください。

「行ってみたらこんなトコ」企画は本日で一旦終了しますので、最後になります合掌造り集落編にお付き合いください。

①合掌造り集落

合掌造りといえば白川郷ですが、世界遺産に登録されている集落には岐阜県にある白川村荻町(白川郷)の「萩町集落」と富山県の南砺市にある菅沼(五箇山)の「相倉集落」と「菅沼集落」があります。

白川郷は有名ですが、富山県の集落まで足を伸ばされた方は多く無いのでは無いかと思います。
私は、一番最近の訪問で「菅沼集落」までは行きましたが、「相倉集落」はまだ未開の地となっています。

白川郷の景色というと雪に覆われた街並みも人気の景観ですが、この辺りは日本有数の豪雪地帯です。
冬の旅行計画はなかなか立てづらい部分もあるのかなと思ったりしますが、雪に覆われたところも一度自分の目で見てみたいですよね。

雪が多く、農耕に不向きだったため、この地域では養蚕や紙漉き、塩硝(えんしょう)」の生産といった地場産業がさかんになったそうです。

家屋としては、商品生産の空間と人々が暮らすための居住性を確保されています。
この地の伝統的な家庭のスタイルは大家族制と呼ばれる10〜30人が同居するというもので、そのため一般的な日本の家屋に比べると広い床面積となり、合掌造りの家屋は3階〜5階建のものが多いのだそうです。

②合掌造りの茅葺屋根

「合掌造り」は建築として見ると、急勾配の屋根を持つのが特徴で、現存する合掌造りの屋根の傾きは45度から60度ほどと、傾きにも幅があるそうです。
三角形に組まれた屋根の部分が掌を合わせた(合掌)見えることがその由来といわれています。

この地の屋根は茅葺で急勾配になっていることで、雪をすべり落とす効果があり、かつ降水量の多さに対応した水はけを良くするという効果もあるそうです。

また、雪の重さを逃がすために、部材の結合部に釘などの金属を使用することなく縄で縛ってあります。
茅葺の屋根は30年〜40年に一度吹き替えが行われています。
吹き替え作業はこの地で古くから続いている」という互助組織によって行われています。
特に大きな家屋の屋根の葺き替え作業は、観光としても人気だったと思います。

合掌造り集落の見所は、建築としての合掌造りや街並みとしての特殊性もさることながら、厳しい自然環境の中で根付いた暮らしや、助け合いの文化なども含めてその魅力なのだと思います。

③白川郷

白川郷ICを降りてすぐ、合掌造りの集落があります。
車でのアクセスとなります。

冬の合掌造り集落の景色を見たいならば、道中の移動を考えるとツアーなどに参加される方が無難だと思います。
ご自身で運転される場合には、雪道対策万全でお願いいたします。

屋内を見学させてもらえる「和田屋」という家屋もありますので、伝統的な生活を体感してみるのも良いと思います。

集落を一望できる展望ポイントは「城山天守閣展望台」「萩町城跡展望台」です。概ね同じ場所にあります。

時間があれば歩いて登るのもよし、ですが結構歩きます。
車でもいけますが、道中の道は狭いですし、駐車場も決して広くはありませんのでそのあたりは計画的に判断する必要があるかと思います。

④五箇山

富山県の五箇山は最寄りは五箇山ICで、白川郷から30〜40分の場所にあります。

私は「菅沼集落」だけ訪れました。「相倉集落」もすぐ近くにあるのですが、認識がなくて「菅沼集落」だけを見て満足して帰ってきてしまいました。
めちゃくちゃ後悔しています。
また、来年の検定試験の前に行こうかと思います。

菅沼集落もこじんまりとしていますが、立派な合掌造りの家屋が並び、集落の北側を囲むように流れる庄川の水もキレイで非常に環境の良い場所だなという印象です。

冬はそうはいっていられないと思いますが。
ほぼ全ての過酷が、お店や資料館になっていました。小さな集落ですが十分に雰囲気を味わえる場所です。

⑤練習問題

白川郷に関する問題は必ずといっていいほど出題対象になりますので、確実に得点したいですね。
昨日の記事にも白川郷の問題を出していますので、よかったら合わせてご確認ください。

◆『白川郷・五箇山の合掌造り集落』で行われていた地場産業の一つとして、正しいものはどれか。

①硝煙の生産
②金箔の生産
③うちわの生産
④竹籠の生産

◆『白川郷・五箇山の合掌造り集落』に関する以下の文中の語句で、正しくないものはどれか。
合掌造りの家屋で見られる急勾配のかやぶき屋根は、雪を滑らせて落とすほか、(①水はけを良くする)効果がある。屋根は30〜40年に一度「(②結)」と言う互助組織によって葺き替えられる。建物の部材の結合部分は(③ 釘で固定されている)。一般的な日本家屋に比べて(④床面積は広い)。

①水はけを良くする
②結
③釘で固定されている
④床面積は広い

いかがでしたでしょうか。
3級の学習リンクも貼っておきます。
伝統的集落(白川郷・五箇山・アルベロベッロ)
海外の方からも人気の高い、合掌造り集落です。
アクセスは決して良くありませんが、古き良き日本の景色の代表とも言える場所です。
近くに温泉もあって、癒し系世界遺産としてもナンバーワンではないでしょうか。

本日はここまでです。

明日からは、長らくお待たせしておりました世界遺産検定2級の学習に入ろうと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

ではまた。

tomo

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