「アルベロベッロ」行ってみたらこんなトコ

世界遺産検定3級

ご訪問ありがとうございます。

「行ってみたらこんなトコ」本日はイタリアのアルベロベッロです。
世界遺産名は『アルベロベッロのトゥルッリ』で、世界遺産に興味がある方ならほとんどの方が聞いたことのある場所ではないでしょうか。
2〜3年前くらいにテレビや雑誌で写真を見かけることも多くて、特に流行っていたような気がします。

イタリア旅行で周遊していても、なかなかここまで足を延ばすという方は少ないかもしれませんが、誰しも憧れるのではないでしょうか。

おとぎの国に迷い込んだという言葉がぴったりの街でした。
とんがり屋根の町並みは、特に女性に人気です。

私が訪れたのは2019年秋で、行き方もググれば何とかわかると行った感じで下が、移動は少し苦労しました。

今回は、アルベロベッロへのアクセスをご紹介して、その後③から、世界遺産としての学習に入りたいと思います。
3級での出題はほとんどありませんので、気軽に読んでいただけると嬉しいです。

 

①アルベルベッロへの行き方

端的にいうと最寄駅「Alberobello」へどう行くかです。
起点となる街は「Bari(バーリ)」です。
バーリからアルベロベッロへは電車に乗れば2時間弱です。

なんだ簡単に行けるんだと思われると思いますが、まぁ確かにそうなのですが。
気をつけないといけないところが
・そもそもBari駅へどう行くか(②で解説します)
・アルベロベッロへ向かう列車が出るのは「Bari Sud Est」
・本数が少ない
と行った点です。私はチケットを買うのに手間取り、駅の場所がわからなくて乗り遅れました(涙)
まずは「Bari Sud Est」まで行って、そこでチケットを買えばいいのだと思います。

因みに、車で行けば1時間かからないので、レンタカーができるならそれが一番です。

電車以外にもバスで行く方法もあります。電車より移動に要する時間は短いです。
それもやはり、本数が少ないです。
バスは総合案内している場所があるので、そこでチケットを買えました。(列車に乗り遅れたので)
駅を出て東西に伸びる大通りを右手(西方面)に歩いて行ったところにあります。

窓口でアルベロベッロに行きたいと伝えると、一番早いバスのチケットを手配してくれました。(つたない英語でOKでした)

因みになのですが、私が利用した「MAROZZI」というバス会社のバスに関しては、ローマからやってくるバスなので、遅れました。
1時間以上遅れた。。。
もともとの待ち時間も考えると、2時間後の電車を待てばよかったかな…と。
というかもはや、ローマからバスで行けばよかったなと思いましたよ。。。

②Bariへのアクセス

◆ローマから
ローマから電車を使うとバーリ駅まで直行で4時間。日帰りは少し厳しいですね。
ローマからバーリ空港まで、約1時間のフライトタイムです。
バーリ空港からバーリ駅までは駅に向かう案内標識を見ながら進めば、突き当たります。
乗車チケットもかなりわかり易い機械で購入できました。
*複数人数での移動でアルベロベッロまで早く行きたい場合はアルベロベッロまでの送迎を使うのが間違いなくオススメです。
バーリ空港⇔アルベロベッロ市内ホテル 空港送迎サービス<貸切>by Max Harvest
*ローマからアルベロベッロへ夜行バスでの移動もできそうです。
Book Marozzi Bus Tickets for your next trip

◆ナポリから
ナポリからも近そうに見えて、電車では乗り換えがあり4時間、バスで3時間ほどです。
もし日帰りで行くのであれば、ダイレクトでアルベロベッロへ行ける貸切ツアーがだんぜん効率的でしょうね。
【プライベートツアー】ナポリから行く!アルベロベッロ1日観光<車貸切/日本語ガイドありorなし/ナポリ発> by Zenzero

③特徴的なとんがり屋根

お待たせしました。勉強のお時間です。
『アルベロベッロのトゥルッリ』はイタリア南部のプーリア州に見られる円筒形の円形住宅です。
円錐状の屋根は、一つの部屋にひとつのみで、この一部屋分が「トゥルッロ」で、その複数形がトゥルッリです。

あまりとんがってない屋根もありました。建物のフォルムが可愛いですね。

次の建物は「トゥルッロ・ソヴラーノ」で歴史博物館です。
トゥルッロの中の作りや、生活の雰囲気などが味わえます。

なかは割と普通?寝室はこんな感じではありますが、この時代の伝統的な様式などを見られる部屋もあります。

そして、ここには2階もありました。そういえば高い場所に窓が付いていますね。

到着したのが夕方だったこともあり、そこまで観光客は多くなかったイメージです。
確かに日帰りで来るとしたら、早くでないと帰れなくなりますもんね。
ここが一番メディアなどで使われる場所ですね。わりと坂を登って行った奥の方にあります。

見ていただいている通り壁は白く塗り固められていますが、石灰岩の切石を積み重ねて漆喰で塗られています。
そしてこの独特のとんがり屋根はなんと固定されていなかったそうです。(今は多分固定されてると思います)

かつて、この地域で「漆喰で塗装された屋根のある部屋」に対して課税がされており、その節税対策として、徴税人が来た時に屋根を取り外して「家ではない」と言い張っていたそうです。
領主さんの方針だったみたいですが、そんなユニークな発想から生まれたのがこの街の景観だったのですね。
旧市街には約1000軒のトゥルッリが残り、今も住人が生活を営んでいます。

④練習問題

最後に練習問題ですが、最近の3級の過去問題を見る限り、アルベロベッロに関する直接的な問題はほぼ出されなくなっている感じがします。
本日はこちらの問題1問です。

◆『白川郷・五箇山の合掌造り集落』の説明として、正しくないものはどれか。

①急勾配の茅葺き屋根は、節税対策の面があったとの説がある
②部材の結合部分は釘などの金属を一切使用していない
③合掌造りの家の屋根は「結」という互助組織によって葺き替えられる
④家屋は3〜5階建てで、床面積は一般の日本家屋より広い

ということで、白川郷を含めた3級の学習記事を貼っておきます。
伝統的集落(白川郷・五箇山・アルベロベッロ)

4級では、問題が出されていますが、あまりにも有名になりすぎて出題が減ってきたのでしょうか?
何れにしてもそこまで複雑な問題で出題されることはなさそうですので、今回の記事は景観を楽しんでもらえれば良いかな、という気持ちで書きました。

明日は、日本の伝統集落の記事を書こうかと思います。

では、また。

tomo

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