ユネスコってどんな機関?

ご訪問ありがとうございます。世界遺産検定取得を目指すtomoです。 このblogは世界遺産検定の取得を目指し学習する内容となっています。 練習問題までトライしてみてくださいね。

今日は「ユネスコ」について学びたいと思います。

しかしながら、非常に幅広く活動をしている機関ですので、ここでは世界遺産検定の過去問題で問われている程度の内容にとどめたいと思います。

テキストなどでは触れていませんが、現在のユネスコの事務局長についても知っておいたほうが良いかもしれません。現在は2017年11月15日からフランス出身の「オードレ・アズレ氏」が事務局長を務めています。

因みに、1999年に事務局長に就任されたのが、日本人の「松浦晃一郎さん」ですが、当時はアジアからの選出としても初だったそうです。  

①ユネスコとは

ユネスコ国際連合教育科学文化機関、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O.)は、諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関である。

 

②ユネスコの誕生

国際連合教育科学文化機関(UNESCO:ユネスコ)は、第二次世界大戦後、二度と戦争を繰り返さない平和な世界を作り出すことを目的として、1946年に設立された。

前年に採択された「国際連合教育科学文化機関憲章(ユネスコ憲章)」に基づき設立され「教育」や「科学」「文化」などを通して平和な世界を築くというのが、ユネスコの平和の理念である。

ユネスコは、世界中の様々な文化や民族同士の相互理解を深めることで、戦争の原因である「怒り」や「憎しみ」を外に出さないよう、心の中に「平和のとりで」を築くための様々な国際協力活動を行っており、世界遺産条約もそのひとつとして、戦争のない平和な世界を目指す活動に貢献している。

 

次のユネスコ憲章についてはアンダーラインの文章が、世界遺産検定で過去に問われていますので、先ずはそこだけ要チェックです!  

③ユネスコ憲章前文

この憲章の当事国政府は、この国民に代わって次のとおり宣言する。 戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。 相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信を起こした共通の原因であり、この疑惑と不信の為に、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。 ここに終わりを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代りに、無知と偏見を通じて人種の不平等という教養を広めることによって可能にされた戦争であった。 文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、 かつ、すべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神を持って、果たさなければならない神聖な義務である。 政府の政治的及び経済的取り決めのみに基づく平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない。よって、平和が失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かれなければならない。 これらの理由によって、この憲章の当事国は、すべての人に教育の十分で平和な機会が与えられ、客観的真理が拘束を受けずに研究され、かつ、思想と知識が自由に交換されるべきことを信じて、その国民の間における伝達の方法を用いることに一致し及び決意している。 その結果、当事国は、世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、国際連合の設立の目的であり、かつ、その憲章が宣言している国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進するために、ここに国際連合教育科学文化機関を創設する。

④無形文化遺産/世界の記憶

世界中の民族にはそれぞれ、伝統的儀礼や風俗習慣、音楽や舞踏など、建物のような形をもたない「生きた文化」がある。こうした無形の文化は、2003年に採択された「無形文化遺産保護条約」で保護されている。
2017年3月現在、日本からは「能楽」「人形浄瑠璃」「歌舞伎」を含む21件、世界ではトルコの「メヴレヴィ教団のセマーの儀式」など、日本のものも含めて366件がリストに記載されている。

また、ユネスコでは書物や文書、絵画などの記録を「世界の記憶」として保護するプログラムを1992年より立ち上げており、日本からは2017年3月現在、5件が登録されている。
有形の遺産を守る「世界遺産条約」と無形の遺産を守る「無形文化遺産保護条約」とともに、地球環境と人間の生み出した遺跡や伝統文化、生活のすべてを大切に守り、次の世代へ確実に受け継いでゆくことをめざしている。 

 

⑤本日の練習問題

では早速、今日は4級からの問題です。前回までに学んだ問題もありますので、復習も兼ねて問題をやってみましょう。

2017年7月検定(4級)からの問題

世界遺産条約に関する次の文章を読み、以下の問いに答えなさい

(a)世界遺産とは、1972年に採択された(b)世界遺産条約に基づき( 3 )が認められた遺産のことです。世界遺産条約の誕生には、1960年代に(c)ユネスコが行なった(d)エジプトの遺産救済キャンペーンが大きく関係しています。

[1]下線部(a)「世界遺産」に登録された遺産が記載されている文書は何でしょうか。

① 世界遺産ルール 
②世界遺産カタログ 
③世界遺産ブック 
④世界遺産リスト

[2]下線部(b)「世界遺産条約」で定められている基金で、保護が充分でない遺産に対する援助などに使われるものは何でしょうか。

①世界遺産基金 
②環境管理基金 
③遺産保護基金 
④平和維持基金

[3]文中の空欄(3)に当てはまる、世界遺産がもつとされる価値とは何でしょう。

①特殊な社会的価値  
②類まれな芸術的価値
③莫大な経済的価値  
④顕著な普遍的価値

[4]下線部「ユネスコ」の理念を示した「ユネスコ憲章の全文」に書かれている、次の空欄に当てはまる言葉は何でしょう。 戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に、(   )を築かなければならない。

①平和の城 
②平和のとりで 
③平和のつばさ 
④平和の楽園

[5]下線部(d)「エジプトの遺産救済キャンペーン」によって、ダム湖に水没してしまうことをまぬがれた建造物は何でしょう。

①アブ・シンベル宮殿 
②コロッセウム 
③フォロ・ロマーノ 
④パルテノン神殿

 

いかがでしたか?では回答です

[1] ④    [2] ①   [3] ④   [4]  ②   [5]  ①

私は[2]の基金について①か③で迷ってしまいました…簡単な問題で取りこぼさないように明確に用語を覚えておかないといけませんね。

皆さんはいかがでしたか?この程度の問題は序の口でしたか?

 

では、また明日もお待ちしています。

tomo

 

Rev. 2019.01.21  「無形文化財/世界の記憶」追記

2 comments

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