屋久島(樹齢1000年以上の屋久杉)」

ご訪問ありがとうございます。 本日は久々の自然遺産です。全国にたくさんのファンがいる、『屋久島』。雨の多い場所で有名なので、訪れたけれど殆ど雨だったという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その豊富な雨水や標高の高い山により美しい緑が育まれ、また足を踏み入れるのが難しい場所である事がその姿を今も保っている、という事なのでしょう。

雨の日もまた、瑞々しい緑が美しい森が広がります。そんな屋久島は、日本で最初の世界遺産に登録された4つの世界遺産のうちの1つです。 では、本日も練習問題までお付き合いお願いいたします。

①基本情報


鹿児島県 
登録年は1993年 
登録基準⑨(自然遺産)
樹齢1000年以上の屋久杉などが生み出す景観美

屋久島の森とヤクシカ

②基礎知識

屋久島は鹿児島県に属する島で九州本土の南約70kmに位置する。*花こう岩が隆起して誕生した。 東京23区ほどの大きさの島には、九州最高峰の宮之浦岳(1936m)を始め、1000mを超える山々がそびえる。その独特の地形のため、東シナ海から北に流れる黒潮で暖められ湿った空気が、屋久島の山にぶつかる事で雲ができやすく多量の雨を降らせる。

*花こう岩:マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まった火成岩(かせいがん)の一種

屋久島は、海岸線から山頂にかけて標高が高くなるごとに亜熱帯から亜寒帯までの異なる植生が見られる「植物の垂直分布」が特徴で、日本列島を南から北へ移動した時と同じような植生が山に沿って垂直に分布している。屋久島で代表的なのは樹齢1000年を超える屋久杉である。栄養分の少ない花こう岩の地質と豊富な雨がスギをゆっくりと生長させ、目のつまった硬い木になったと考えられている。
こうした屋久杉などの植物相が作り出す景観により、日本の自然遺産で唯一、自然の景観美の登録基準⑦が認められた。

年間に、海岸部で4000mm、山間部では1万mmと、屋久島は「ひと月に35日雨が降る」と例えられるほど雨が降る。
屋久島の植物の分布は、海岸沿いにガジュマルなどの亜熱帯植物、低地には温帯の照葉樹林、標高が上がるにつれてスギなどの針葉樹林へと変化する。宮之浦岳の山頂付近ではヤクシマダケやヤクシマシャクナゲなど、亜高山帯の植物が育つ。

屋久杉

屋久島に自生する樹齢1000年以上のスギは「屋久杉」と呼ばれ、特別天然記念物にも指定されている  

縄文杉

樹齢2170年〜7200年の間で諸説ある。スギの樹齢は通常は数百年だが、屋久島の杉は生長が遅く寿命が長いとされる

ヤクザル

ヤクシカと共に屋久島の固有亜種。
屋久島は氷河時代には九州と陸続きだったと考えられている。その後、気候が暖かくなり海面が上昇した事で、動物は島に取り残された。  

③似ている世界遺産

タンザニア連合共和国 キリマンジャロ国立公園

登録年:1987年 登録基準⑦(自然遺産)
タンザニア北西部にあるアフリカ最高峰キリマンジャロを中心とする国立公園。キリマンジャロは約75万年前の火山活動で誕生した*成層火山である。標高5895mのキリマンジャロは、山脈に属さない独立峰としては世界一の高さを誇り、熱帯サバンナの気候帯にありながら山頂は万年雪に覆われる美しい姿をみせる。
山の中央には、現地のマサイ族から「神の家(ンガジェンガ)」と呼ばれるシラー峰とキボ峰、マウェンジ峰が並んでいる。ふもとのサバナ地帯から山頂まで約5000mの標高差があり、動植物相も標高によって異なっている。

熱帯に雪山があるドイツ人宣教師の「発見」は19世紀のヨーロッパでは初め信じられていなかった。しかし、地理学者が探検家とともに山頂まで登り雪があることを確認した。

*成層火山:繰り返される火山の噴火による溶岩が、何層にも重なって円錐形の山になったもの

④本日の練習問題

世界遺産検定4級からの問題です

[1] 日本で最初に世界遺産に登録された遺産に含まれないものはどれでしょうか

①屋久島
②小笠原諸島
③姫路城 
④法隆寺地域の仏教建造物群

[2]『屋久島』では、海岸線から山頂にかけて標高が上がるごとに異なる植生が見られます。標高1000m以上の辺りから見られる屋久島固有の植物で、樹齢が1000年を超えるものはなんと呼ばれるでしょうか

①屋久栗 
②屋久カラマツ
③屋久杉 
④屋久ヒノキ

[3]『屋久島』はどの県にあるでしょうか

①鹿児島県
②沖縄県
③島根県
④長崎県

[4]『屋久島』で海岸線から山頂にかけて標高が上がるごとに異なる植生が見られることは何と呼ばれるでしょうか

①植物の標高繁殖
②植物の水平移動
③植物の垂直分布 
④植物の防衛本能

以下回答です


[1] ② [3] ③ [3] ① [4] ③

日本で最初に登録された世界遺産についてはこちら
↓↓↓↓
世界遺産と日本

 
本日は、自然の景観美が世界遺産登録された『屋久島』について学びました。私は10年以上前に訪れた事があります。青々とした緑と流れる水の美しさが印象的でした。見所も沢山ありましたが、残念ながら縄文杉を見る事が出来なかったので、また訪れたい世界遺産の1つです。
また、キリマンジャロ国立公園の壮大さには圧倒されます。20世紀には頂上に氷河があったそうです。残念ながら温暖化により殆ど消失してしまったそうですが、気候が変わってしまうということは多様な植物相の消失をも意味します。温暖化が進まないことを願うしか出来ませんが、少しでも長く環境が保たれて、植物や動物の生態系が維持されますように。  


では、また明日もお待ちしています。

tomo

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3 comments

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