
この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。
本日より、森林、熱帯雨林のパートに入ります。
日本では、みることのできない植生です。
世界遺産検定3級の学習の中では、全5件の熱帯雨林を学びます。
どこの国に属し、主な特徴は何かというところを確実に押さえていきましょう。
では、本日もよろしくお願いします。
スリランカ中央高地
スリランカ民主社会主義共和国
<自然遺産>
登録年:2010年
登録基準:(ⅸ)(ⅹ)
太古の自然が残る山地雨林
スリランカはインドの東南に浮かぶ島国でセイロン島とも呼ばれます。
『スリランカ中央高地』は、セイロン島の中央部、海抜2,500mの場所にある山岳地帯です。
ホートン・プレインズ国立公園、ナックルズ森林保護区、ピーク・ウェルダネス保護区という原始の環境が残る3つの山岳地帯(保護区)から構成されます。
一帯は世界的にも稀少な山地雨林が広がります。
スリランカ固有の脊椎動物の半分以上、被子植物の半分がこれらの雲霧林や、付随する草原帯でみられます。
スリランカ中央高地の森には、特有の携帯的進化を遂げた霊長類のニシカオムラサキラングールなど多種多様な生き物が暮らしています。
ホートンプレインズホソロリス、スリランカヒョウといった絶滅危惧種や固有種も生息している。
スリランカ中央高地は、生物の多様性がよく観察できるホットスポットでもあります。
ピーク・ウィルダーネス保護区は、1940年10月25日に設定された面積22380 haの保護区です。
ホートン・プレインズ国立公園は、ピーク・ウィルダーネス保護区の東側の境界に接している国立公園です。
さらにその北東に位置するナックルズ山地は、残存種や固有種の植物相・動物相は、中央山塊の山岳森林とは異なります。
ピーク・ウィルダネス保護区には、アダムス・ピークと呼ばれる聖山があります。
ここはヒンドゥー教徒とイスラム教徒、キリスト教徒、仏教徒共通の聖山になっています。
当初はそうした信仰の価値を含めた信仰の価値を含めた複合遺産としての登録を目指していましたが、世界遺産委員会では自然遺産の価値のみが評価されました。
練習問題
[1]『スリランカ中央高地』を構成する保護区および国立公園として、正しくないものはどれか。
①ナックルズ森林保護区
②ピーク・ウェルダネス保護区
③ホートン・プレインズ国立公園
④エヴァーグレーズ国立公園
解答とエンディング
解答 [1]④エヴァーグレーズ国立公園
いかがでしょうか。
今日学習した『スリランカ中央高地』は、情報量が少なくてこれ以上の記事は書けませんでした。
少し物足りない内容になっていたら申し訳ありません。
明日はオーストラリアの熱帯雨林をご紹介します。
よかったら、また明日もお越しください。
tomo
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