シリアル・ノミネーション/トランスバウンダリー④ワッデン海、他

世界遺産検定3級
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この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日の学習は自然遺産と複合遺産です。
トランスバウンダリー・サイトですので、かなり広い範囲にわたり昔からの自然環境が保たれているということなのでしょうか。
3つ目は“ヨーロッパ”って言ってしまってるのでかなり広そう、というかざっくり感。
◆ワッデン海
◆マロティ−ドラケーンスベルグ公園
◆カルパティア山脈とその他のヨーロッパ地域のブナ原生林

楽しみながら学んでいきましょう。
シリアル・ノミネーション、トランスバウンダリーについてはこちら

本日もよろしくお願いします。

①ワッデン海

オランダ王国
デンマーク王国
ドイツ連邦共和国
<自然遺産>
登録年:2009年/2011年範囲変更/2014年範囲拡大
登録基準:(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)
潮の干満が生み出す大規模な生態系メカニズム

北西ヨーロッパ大陸の一部と北海の間に横たわる水域とそれに関連する海岸の湿原です。
北海沿岸の湿地帯では、潮の干満によって生み出された砂州、干潟、塩田、三角州、海洋性植物の平原、貝類の生育地、砂丘など、多様な環境を見ることができます。

南西端にあたるオランダのデン・ヘルデルから、ドイツの河口をいくつか越えて、北端のデンマークのエスビャウ北部まで、全長約500kmにわたって、約10,000 km²の面積に広がっています。
陸と海が絶えずせめぎあうこの地形は、大部分が激しい潮流によって形成されました。

ワッデン海は、豊かな動物相、鳥類相そして植物相で知られています。
海域には海洋性哺乳類をはじめ、数多くの動植物が生息しています。
そして干潟には、ヨーロッパ北西部の渡り鳥の10%に相当する、年間1,200万羽以上もの鳥たちが飛来します。

1987年に*ラムサール条約に登録され、自然環境と生態系が守られています。

*ラムサール条約:1971年にイランのラムサールで採択された、湿地の保全に関する条約。

②マロティ−ドラーケンスベルグ公園

南アフリカ共和国
レソト共和国
<複合遺産>
登録年:2000年/2013年範囲拡大
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)(ⅶ)(ⅹ)

南アフリカとレソトの両国にまたがる世界遺産で、南アフリカの『ウクハランバ・ドラーケンスベルグ公園』とレソトの『セサバテーベ国立公園』が対象になっています。

南アフリカ東部にある3,000m級の山脈を擁する山岳地帯で、ケープハゲワシやコイ科の固有種など豊かな生態系が見られます。

また、一帯の洞窟にはサン族が4,000年にわたり描いてきた壁画が多く残されており、自然・文化両面の価値が評価された複合遺産として登録されています。

サン人が描いたといわれる壁画(Wikipedia引用)

2000年に登録された当初は南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラーケンスベルグ公園のみを対象としていたが、2013年にセサバテーベ国立公園が拡大登録され、登録名称も変更となりました
レソトにとっては初の世界遺産となりました。

③カルパティア山脈とその他のヨーロッパ地域のブナ原生林

ウクライナ
スロバキア共和国
ドイツ連邦共和国他9ヵ国
<自然遺産>
登録年:2007年/2011年、2017年範囲拡大
登録基準:(ⅸ)

計12ヵ国にまたがり、ヨーロッパ中部から東部に広がる、世界最大規模のブナの原生地帯です。
登録名は単なる「ブナ林」となっていますが、日本のブナ林とは異なり、ヨーロッパブナの森林を対象としています。

ヨーロッパブナは、6,500年ほど前に最終氷河期のレフュジア(種の避難所)であったバルカン地方から広がり、かつてはヨーロッパの40%近くを覆っていました。
しかし現在では原始のままの林は稀となりました。

当初、東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、ヨーロッパに残る同種の森林の中でも樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして、世界遺産に登録されました。
当時の名称は「スロバキアとウクライナが共有する「カルパティア山脈のブナ原生林」でしたが、2011年にはドイツ中部・北西部にある15箇所のブナ林が追加され「カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林」となりました。
さらに2017年にさらに9か国が追加されて現在の登録名となりました。
現在の総登録面積は約920㎢になるそうです。

④練習問題

[1]『ワッデン海』に関して、北海沿岸の湿地帯も登録されている、湿地の保全に関する国際条約として、正しいものはどれか。

①ワシントン条約
②ラムサール条約
③ハーグ条約
④ワルシャワ条約

[2]『マロティ−ドラーケンスベルグ公園』に関して、一帯の洞窟に壁画を描いた民族として、正しいものはどれか。

①マオリ
②ナマ族
③サン族
④ハニ族

[3] 世界最大規模といわれる、カルパティア山脈とその他のヨーロッパ地域が登録されているのは何の原生林か。

①スギ
②モミ
③ナラ
④ブナ

⑤解答とエンディング

解答 [1]② [2]③ [3]④

いかがでしたでしょうか。

今日はまた新しい民族「サン族」が出てきました。
民族に関しては増えれば増えるほど覚えられなくなるので、早い段階で世界遺産と結びつけておく必要がありそうですね。

また、世界遺産をGoogleマップなどで訪問するのも面白いなと思いました。
そして写真を見るだけよりは、イメージも湧きやすいですね。
「ブナの原生林」に関しては、画像がないので、興味のあるかたはマップの航空写真などから様子をみてください。

では、本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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