シリアル・ノミネーション/トランスバウンダリー③福建土楼群 、他

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習する世界遺産は3つ。
主にシリアル・ノミネーション・サイトとなります。
◆福建土楼群
◆インドの山岳鉄道群
◆カルパティア地方のポーランドとウクライナ領にある木造教会群

かなり興味深く、ユニークな建造物が登録されている世界遺産です。
ぜひ楽しみながら学習してください。

本日もよろしくお願いします。

①福建土楼群

中華人民共和国
<文化遺産>
登録年:2008年
登録基準:(ⅲ)(ⅳ)(ⅴ)
最大で800人もの人々が生活する伝統的な集合住宅

中国福建省南西部の約120kmの範囲に46棟の土楼が点在しています。
これは、12〜20世紀につくられた漢民族の客家(はっか)の伝統的な集合住宅です。
外側は土壁、内部は木造になっています。

土楼は通常、外部立ち入り禁止の大きな建物で、直径30〜80mもある競技場のような円形や長方形をしています。
厚い土壁(180センチ以上)と木の骨格から成り、高さは3階か5階になっています。
中心の広場を囲むように人々が生活しています。

この土でできた建物は通常1つの入口しか持たず、その入口も、鉄板で頑丈に補強された厚さ10センチから13センチの板戸で守られています。
そして建物の最上階には、盗賊を防御するために狭間が空けてあります。
同性の一族が集団で暮らしながら、外敵から生活を守る砦としての機能も果たします。

田螺坑土楼群

②インドの山岳鉄道群

インドの山岳鉄道群
<文化遺産>
登録年:1999年/2005年、2008年範囲拡大
登録基準:(ⅱ)(ⅳ)

インドの山岳鉄道群は、現在も運行する以下の3路線からなる世界遺産です
ダージリン・ヒマラヤ鉄道
◆ニルギリ鉄道
◆カールカ=シムラー鉄道

インドの山岳部を走る鉄道を対象とするもので、1999年に「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」の名で登録されました。
その段階ではダージリン・ヒマラヤ鉄道のみが対象とされていましたが、2005年にニルギリ山岳鉄道が登録対象に加えられ、現在の名称に変更されました。
その後、2008年にはカールカー=シムラー鉄道が拡大登録されています。

この山岳鉄道は19〜20世紀初頭に当時の最新技術を駆使してイギリスにより建設されました。
紅茶葉の輸送や高原保養地に向かうイギリス人観光客の使用を主な目的としていたそうです。

1881年に開通したダージリン・ヒマラヤ鉄道は、アジア初の山岳鉄道となりました。
インド独立後は、山岳鉄道の技術がインドの鉄道事業を大きく発展させることとなりました。

③カルパティア地方のポーランドとウクライナ領にある木造教会群

ウクライナ
ポーランド共和国
<文化遺産>
登録年:2013年
登録基準:(ⅲ)(ⅳ)

ポーランドとウクライナにまたがるカルパティア地方には、ツェールクヴァと呼ばれる特徴的な木造教会が多く存在します。
これらは、16〜19世紀に東方正教会とギリシャ・カトリックの共同体により建設されました。

Zhovkvaの至聖三者聖堂

当時の教会は、宗教的意味合い以上に、土地の有力者や貴族の権力の象徴、ステータスとして建築された背景もあるそうです。
それらは彼らの寄進によって装飾された内装にあらわれています。

Turzańskの内装(Wikipedia引用)

しかし、それぞれの地域の伝統的な様式(木造建築)が採用されている点なども評価されています。
3室から構成され、四角形あるいは八角形のドーム型の屋根を持つのが特徴です。

地域によりバリエーションが見られ、代表的な16件が登録されています。

④練習問題

[1]『福建土楼群』に関する次の文中の空欄に入る語句として、正しいものはどれか。
中国福建省南西部の約120kmの範囲に点在する46棟の土楼は、12〜20世紀につくられた漢民族の(  )の伝統的な集合住宅である。

①客家
②中原
③土族
④ハニ族

[2]『インドの山岳鉄道群』に登録されている鉄道として、正しくないものは次のうちどれか。

①ダージリン・ヒマラヤ鉄道
②ニルギリ鉄道
③マテラン鉄道
④カールカ=シムラー鉄道

[3]『カルパティア地方のポーランドとウクライナ領にある木造教会群』に関して、カルパティア地方に多く存在する特徴的な木造教会をなんと呼ぶか。

①カテドラル
②モゴーテ
③ミナレット
④ツェールクヴァ

⑤解答とエンディング

解答 [1]① [2]③ [3]④

いかがでしたでしょうか?
本日はすべてオリジナルに製作した問題となります。

ちなみに問い[2]の解答③「マテラン鉄道」も、同じくインドにある鉄道で、残念ながら世界遺産としては登録されなかったものです。

世界の伝統的な建造物はその土地の気候や文化なと特殊な事情によって、生まれるもので、日本にはない価値や、設計なども見どころですね。
「ツェールクヴァ」は覚えにくいけれど一度教会巡りをしてみたい、ユニークな建築だなあと思っています。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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