世界遺産検定過去問題(33/90)
- By: Tomo
- カテゴリー: 世界遺産検定3級4級, 過去問題(4級)

ご訪問ありがとうございます。
3ヶ月で世界遺産検定の過去問題を総復習する企画第33日目です。
*この企画の第1日目から始めたい方は4月1日の記事からどうぞ!世界遺産検定過去問題(1/90)
4級の過去問題2019年編は現在進行中の12月の問題50問でラストとなります。
本日は「手紙」を読んで問題に答える6問です。すでにご承知の方も多いかもしれませんが、手紙の内容自体をじっくり読む必要はありません。さっくり読み流したら設問の方に向かいましょう。
昨日の問い[21]からの続きになります。
◆オーストラリア連邦を旅行している大学生のヒデトから妹への手紙を読んで、以下の問いに答えなさい。
ノゾミへ
元気?僕はいまオーストラリアのほぼ真ん中に来ているよ。『ウルル、カタ・ジュタ国立公園』っていう世界遺産があって、今日はウルルに行ってきたんだ。この地域で伝統的な生活を送っている先住民の( 22 )によるガイドツアーに参加して、一緒に日の出を見たり彼らの祖先が残した壁画を見たりしてすごく面白かったよ。『ウルル、カタ・ジュタ国立公園』は先住民の文化や精神が息づいていることから、(a)複合遺産として登録されているというのも納得だね。

同封した写真を見てほしいんだけど、ノゾミはこの(b)岩の大きさってどのくらいだと思う?地表からの高さは348mもあるんだ。(c)世界最大の一枚岩は西オーストラリアにあって、ウルルは2番目に大きいんだって。これだけ大きいと観光客の中には「有名な世界遺産に登りたい」と考える人もいて、天候や条件が合えば(d)登山をすることも可能だったんだけど、実は今年(2019年)の10月から禁止されたんだ。ガイドさんの話では、ウルルは彼らにとっての(e)聖地だから、踏み荒らされたり登山客が事故を起こしたりすることに大変心を痛めてきたそうだよ。大地にどっしりと構えるウルルを見ていたら、登山をしなくてもウルルの素晴らしさは十分に伝わってきたし、とても良い判断だったんじゃないかな。
このあともうしばらくオーストラリアを回るつもり。年末には帰国するので家族にもよろしく。ではまた!
2019年12月15日
[22]文中の空欄( 22 )に当てはまる、先住民の名称は何でしょうか。
①シェルパ族
②アボリジニ
③マサイ族
④マオリ
[23]下線部(a)の「複合遺産」を含め、世界遺産の分類には3種類の遺産があります。登録数が少ないものから多いものに並べた順として、正しいものはどれでしょうか。
①文化遺産 → 自然遺産 → 複合遺産
②文化遺産 → 複合遺産 → 自然遺産
③複合遺産 → 自然遺産 → 文化遺産
④複合遺産 → 文化遺産 → 自然遺産
[24]下線部(b)「岩」に関し、奇岩の頂上部分に修道院がたつ『メテオラの修道院群』では、どの宗教に属する修道士たちが修行しているでしょうか。

①ヒンドゥー教
②ギリシャ正教
③イスラム教
④仏教
[25]下線部(c)「世界最大」に関し、かつて世界最大規模の採掘量を誇った『エッセンのツォルフェライン炭鉱業遺産群』は、第二次大戦中にヒトラーが重視した炭鉱です。この遺産がある国はどこでしょうか。
①アメリカ合衆国
②インド
③ドイツ連邦共和国
④ロシア連邦
[26]下線部(d)に関し、江戸後期に「富士山」を信仰し、富士登山や巡礼を行う集団が多く組織されました。その集団の名称は何でしょうか。
①富士講
②富士歩
③箱根組
④箱根詣
[27]下線部(e)「聖地」である『モン・サン・ミシェルとその湾』に関し「モン・サン・ミシェル」の名称の由来ともなった、この地で祀られている天使は誰でしょうか。
①聖ヤコブ
②聖マリア
③聖ミカエル
④聖パウロ
以下回答です
[22]② [23]③ [24]②
[25]③ [26]① [27]③
いかがでしたか。やや難易度高めでしたでしょうか。ごく稀にしか出題されない世界遺産もありますがこのブログの過去の記事なども合わせてみていただければ、どこかに出てきていると思います。
ぜひ参照してみてください。
2019年12月の過去問題も後半に入り、4級の過去問題は残り4日となりました。4級受験予定の方はあと少しです。
また明日もお待ちしています。
tomo
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