琉球王国のグスク及び関連遺産群

世界遺産検定3級4級
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本日は、私も大好きな沖縄にある世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺産群』について学びたいと思います。「グスク」と聞いてピンとくる方は沖縄通だと思います。

グスクは「城」と書きます。琉球王国の城といったところです。沖縄の城と言えば、首里城が有名ですが、それ以外にも城跡が多数残っています。沖縄には何処か異国情緒を感じるような独特の歴史や文化があります。

この世界遺産も、これまで学んできた遺産とはどこか一味違う、そんな印象を受けるかもしれません。

①基本情報

沖縄県にある文化遺産 登録年は2000年 登録基準②③⑥

②基礎知識

現在の沖縄県のある地方はかつて「琉球」と呼ばれていた。12〜16世紀には各地で力を持った「按司(あじ)」と呼ばれる豪族が勢力争いをしており、琉球に残る「グスク」とは按司が築いた城である。グスクは堅固な石垣で囲まれており、按司の居城と地域の信仰の拠点も兼ねていた。

14世紀ごろ、琉球では各地の勢力をまとめた北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)の3つの小国家が並び立つ「三山時代」を迎えた。しかし、15世紀初めに勢力を拡大した*尚巴氏(しょうはし)により中山がほろぼされた。尚巴氏は父を中山王に即位させたが、その父の死後は自らが中山王となり、北山と南山を滅ぼし、1429年に琉球を統一した。

*尚巴氏:第一尚氏王朝の第二代国王。琉球を統一し、約450年間続く琉球王国の基礎を築いた。

北山王の居城であった今帰仁城跡(なきじんじょうあと)や、中山王の重臣でのちに王から謀反(むほん)を疑われ自害した護佐丸(ごさまる)の居城であった中城城跡(なかぐすくじょうあと)。その護佐丸と対立して最後まで琉球王国に抵抗した阿摩和利(あまわり)の居城であった勝連城跡(かつれんじょうあと)など、世界遺産に登録された5つのグスク跡は、琉球王国の激動の歴史を今日につたえている。

③登録される9資産

首里城跡(しゅりじょうあと)、今帰仁城跡、中城城跡、勝連城跡、座喜味城跡(ざきみじょうあと)に加え、玉陵(たまうどぅん)、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)、識名園(しきなえん)、斎場御嶽(せいふぁうたき)の9資産が世界遺産登録されている。

首里城跡

かつての琉球王国王の居城。 1945年の沖縄戦で焼失し、1989年から92年にかけて正殿と城壁が再建された。

 

今帰仁城跡

北山王の居城として高台に築かれた。 川と谷、崖に囲まれた丘の上に建っており、要塞として優れていた。 万里の長城のように堅牢な造りをした城壁は全長1、5キロにわたる

中城城跡

自然の岩石や地形を巧みに利用した美しい曲線の城壁がみられる。 中城湾を挟んだ対岸にある勝連城ににらみをきかせていた。

勝連城跡

四方に見晴らしのよい丘の上に建てられている。 阿麻和利が居城した城で沖縄の城の中でも最も古く、12世紀頃と伝えられている。 現在の規模となったのは14世紀ごろとみられる。

座喜味城跡

1422年に護佐丸によって建てられた。 沖縄最古とされるアーチ型の城門が残る。

玉陵

精神面から国家を支えるため、1501年に築かれた王家の陵墓。琉球で伝統的な、人家をかたどった形をしている (画像準備中)

園比屋武御嶽石門

園比屋武御嶽とは、琉球王国の神域である森。 石門はその前に建つ、国王が祈りを捧げた場所。

斎場御嶽の三庫理(さんぐーい)

国家的な祭祀(さいし)の場であった斎場御嶽の再奥にある。 かつては男子禁制の聖域であった。

④似ている世界遺産

ペルー共和国 『マチュ・ピチュ』

登録年:1983年 登録基準①③⑦⑨

アンデス山中にある『マチュ・ピチュ』は、15〜16世紀のインカ帝国の都市遺跡。標高2,400m以上の険しい山の頂に、太陽神を祀る神殿や棚田のある、灌漑(かんがい)施設が整った都市が築かれた。インカの人々は高度な天文知識や石造技術を持っており、そうした特性がマチュ・ピチュでもいかされている。 しかし、なぜこのような険しい場所に都市が築かれたのか、その理由はわかっていない。

この地を1911年に発見したのが、アメリカ合衆国の歴史学者ハイラム・ビンガムである。インカ帝国の都市の多くはスペイン人により破壊されており、マチュ・ピチュのように人知れず残されている遺跡は貴重である。 マチュ・ピチュの周囲には手付かずの自然が残り、絶滅危惧種のアンデスイワドリやオセロットなどが生息するため、複合遺産として登録された。

オセロット

⑤本日の練習問題

世界遺産検定4級からの問題です

[1]『琉球王国のグスクおよび関連遺産群』に関し、かつてこの地域で勢力を争った豪族は何と呼ばれていたでしょうか

①按司 ②国衆
③御師 ④切支丹

[2]「グスク」とはどのような場所だったのでしょうか

①按司が築いた仏教寺院
②按司が築いた居城
③王の権力を示す記念碑
④王が築いた祖先の霊廟

[3]阿麻和利が居城とした城(下の写真)はどれでしょう

①南国城跡 
②首里城跡
③琉球城跡 
④勝連城跡

[4]『マチュ・ピチュ』の説明として正しいものはどれでしょうか

①現在も遺跡の中で人々が生活している
②アステカ帝国の都市遺跡である
③北米大陸にある
④険しい山の頂にある

回答は以下の通りです

[1] ① [2] ② [3] ④ [4] ④  

いかがでしたか。学生の頃に学んだ歴史の授業では、「琉球王国」について多くを学ぶことはありませんでしたし、「琉球」という響きは私に異国を感じさせました。

そして15年以上前に初めて沖縄の地に降り立った時にも、沖縄の眩しい太陽の光と白い壁の家々がとても印象的で、海外に来たような高揚感があった事を今も覚えています。 沖縄には何度となく訪れていますが、あの独特の空気と文化には今でもワクワクさせられますし、日本の多様性を感じる事ができる特別な場所だなと思っています。

ここ数年は都会的に背の高いマンションも増えてきた印象ですが、国際通り周辺でも細い路地に踏み入れると昔ながらの街並みもあって、散策の楽しい場所です。何度でも行きたくなる場所で、実際に何度も行く場所です。

そしてペルーのマチュ・ピチュにも念願叶い数年前に訪れる事が出来ました。テレビなどでは数え切れないほど見てきましたが、それをこの目で見られる日が来るとは、感激の極みでした。標高も高く気軽に立ち寄る場所ではありませんし、再訪の可能性は低いですがペルー観光はゆっくり出来なかったので、また機会があれば行きたい国の1つです。

  では、また明日お待ちしています

tomo

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