ローマ帝国②カタルゴの考古遺跡

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習する世界遺産は『カルタゴの考古遺跡』です。
昨日学習したローマの歴史地区の歴史の中で、カルタゴは地中海の覇権をかけ争った国として取り上げています。
この時代を理解する上で重要な位置づけにある場所ですね。

では、本日も楽しみながら学びましょう。
よろしくお願いします。

カルタゴの考古遺跡

チュニジア共和国
<文化遺産>
登録年:1979年
登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅵ)
地中海の派遣を争いローマと激突した都市国家

カルタゴは、チュニジア共和国の首都チュニス近郊の地中海沿岸に位置します。
カルタゴは、紀元前6〜前2世紀頃に地中海交易の中心地として繁栄した都市国家です。
造船技術や水運、海上貿易のノウハウに優れ、最盛期には巨大な経済力や軍事力を誇り、地中海の西部の海上交易を支配しました。

この都市はフェニキア人によって築かれました。
そして紀元前6世紀頃には地中海西部一帯の通商権を掌握していました。
イベリア半島の金やすずといった資源をもとに交易によって莫大な富を得て、一時は「世界の覇者」とまで称され、繁栄を極めました。

その後、カルタゴは地中海の派遣をめぐってローマと激しく争いました。
紀元前3〜2世紀にかけては、3度にわたるポエニ戦争で激突しています。
(カルタゴは当時、ローマ人からは「ポエニ」と呼ばれていたそうです)
英雄ハンニバルの奮闘もありましたが、カルタゴはいずれも敗戦しました。
2度の敗戦から驚異的な復興を見せたカタルゴでしたが、3度目の戦いで街を完全に破壊され、滅亡に至りました。

その後、紀元前46年に、ローマのカエサルが植民都市としてカルタゴを再建する計画を立てました。
その構想は初代ローマ帝国皇帝アウグストゥスの自治下で実現することとなりました。

新しいカタルゴには、ローマと同様に道路が碁盤目状に配され、円形劇場や闘技場といった施設も設けられました。
特に2世紀頃につくられたアントニヌスの浴場は、ローマ世界で3番目の規模となる巨大施設でした。
浴場には、浴室、冷浴室の他にサウナなど、合計100以上の部屋を備えていました。
また、建物の床や壁には、ローマ期のモザイクの装飾が施されており、その美しさは世界的に高く評価されました。

カルタゴはローマ人の手で再建され、再び栄華を取り戻しました。
しかし7世紀の終わりにアラブ人のウマイヤ朝に占領され、再び街は破壊されてしまいました。
アントニヌスの浴場もその際に取り壊されました。
浴場の石材は、ウマイヤ朝が占領したスペインに運ばれ、大モスクの建造などに用いられた。

現存するカルタゴの遺跡のほとんどは、ローマ植民都市時代に築かれたものです。

英語で読む”ARchaelogical Site of Carthage”
Carthage was founded in the 9th century B.C. on the Gulf of Tunis.
From the 6th century B.C. onwards, it developed into a great trading empire covering much of the Mediterranean and was home to a brilliant civilization.
In the course of the long Punic wars, Carthage occupied territories belonging to Rome, which finally destroyed its rival in 146 B.C. A second – Roman = Carthage was then established on the ruins of the first Punic city.
The property comprises the vestiges of Punic, Roman, Vandal, Paleochristian and Arab presence.
The major known components of the site of Carthage are the acropolis of Byrsa, the Punic ports, the Punic gopher, the necropolises, theater, amphitheater basilicas, the Antonin baths, and the archaeological reserve.

<和訳>
カルタゴはチュニス湾に紀元前9世紀につくられた。
紀元前6世紀以降は、地中海の大部分を範囲とする一大貿易拠点に発展し、目覚しい文明化の家元となった。
長きにわたるポエニ戦争の過程で、カルタゴは、ローマに属する土地を占領するものの、紀元前146年、最終的にローマはその敵を破壊した。
その際に第2次 「ローマ風」カルタゴが最初のカルタゴの町の廃墟の上に作り上げられた。
登録資産にはカルタゴ、ローマ、ヴァンダル、原始キリスト教の痕跡が含まれている。
カルタゴの登録範囲で広く知られている構成要素 は、ビュルサのアクロポリス、港、トペテ、ネクロポリス(墓地)、劇場、円形競技場、聖堂、アントニヌ ス浴場、そして考古的保護区域である。

練習問題

[1]『カルタゴの考古遺跡』に関する次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
カルタゴは(   )によって築かれ、紀元前6世紀頃には地中海西部一帯の通商権を掌握た。

①クメール人
②マジャル人
③フェニキア人
④ベルベル人

解答とエンディング

解答 [1]③

いかがでしたでしょうか。
繁栄時のカルタゴの景色を見てみたいものですね。多くが破壊されてしまい残念です。
ローマの時代の浴場といえば、映画のテルマエロマエを想像してしまいますね。
実際にもあのような様子だったのかな、、と想像してしまします。

本日は練習問題1問と、多少物足りなさもあったかもしれませんが、明日、とその次は1日に3つの世界遺産の学習となります。
「英語で読む」もちょっと難しめでしたので、今日の内容は今日のうちにしっかりと押さえておくと良いと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
では、また明日お待ちしています。

tomo

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