世界の宗教③タフテ・ソレイマーン、他

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日も巡礼者がたくさん訪れる、聖地といわれる世界遺産です。
◆タフテ・ソレイマン
◆イエス洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア」(アル・マグタス)
◆ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖所群

早速、学習に入りましょう。
本日もよろしくお願いいたします。

①タフテ・ソレイマン

イラン・イスラム共和国
<文化遺産>
登録年:2003年
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)
イスラムにも影響を与えたゾロアスター教の聖地

タフテ・ソレイマーンは、イラン・西アーザルバーイジャーン州のタカブの近郊にある*ゾロアスター教の聖地です。
紀元前6〜前4世紀のアケメス朝時代から聖地として崇められています。

*ゾロアスター教:前7世紀頃ペルシアで生まれた宗教。拝火教はいかきょうとも呼ばれる。最高神はアフラ・マズダー。善悪二次元論的な世界観を有し、中東を中心とする各地域に広がった。現在もイランやイアスラムなどに信者を有する。

3世紀ごろにはアザル・ゴシュナスブ寺院に多くの巡礼者を集めました。
やがて寺院は「タフテ・ソレイマーン(ソロモンの王座)と呼ばれるようになりました。
現在では、遺跡全体が、タフテ・ソレイマーンと呼ばれています。

タフテ・ソレイマーンは、渓谷の中にある史跡で、テヘランの西400km離れた平野の真ん中にあります。
遺構は直径約100メートル、水深約100メートルの活動を停止した火口湖を中心に建てられています。
主にサーサーン朝時代に建造された宗教施設群やフレグ・ウルス時代に建造された宮殿遺跡群を含んでいます。

②イエス洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア」(アル・マグタス)

ヨルダン・ハシェミット王国
<文化遺産>
登録年:2015年
登録基準:(ⅲ)(ⅵ)

洗礼者ヨハネがイエスを洗礼したと言われるベタニアはヨルダン川の東岸に位置する考古遺跡です。
アラビア語のアル・マグダスは「洗礼」を意味しています。
遅くとも東ローマ帝国時代までには崇敬の対象となっていました。

遺跡はエルサレムからエリコを経由し、ヨルダン川を渡って対岸に至る古代の道に接しています。
この道はマダバ、ネボ山、王の道といった他の聖書地名とも繋がっていました。
もともと崇敬の対象となっていた中心地はヨルダン川東岸でしたが、6世紀までには西岸に移りました。
「アル・マグタス」という語自体は歴史的に川の両岸の地域に適用されてきましたが、登録対象と認められているのは東岸のみです。

聖エリアの丘、テル・アル・カッラールとヨルダン川近くの聖ヨハネ教会群地区の2つのエリアから構成されます。
「エリヤの丘」は、預言者エリヤが生きたまま天に上げられた場所と伝えられています。

アル・マグタスには、ローマやビザンツ時代の教会群、礼拝堂、洗礼が行われていた水場などの遺跡が残っています。
今日に至るまでキリスト教徒の巡礼地であり続けています。

③ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖所群

イスラエル国
<文化遺産>
登録年:2008年
登録基準:(ⅲ)(ⅵ)

『ハイファと西ガリラヤのバハーイー教聖地群』はイスラエル国北部にあるバハーイー教の聖地群です。
ここには19世紀にイスラム教の一派、バーブ教から独立したバハイ今日の聖地が11ヵ所存在しています。

バハイ教の信者は、世界中に500万人もおり、ハイファと西ガリラヤには毎年多くの信者が巡礼に訪れます。

アッコにあるバハイ教の創設者バハウッラーの霊廟や、西ガリラヤにありハイファのカルメル山の斜面に作られたバーブ教の祖バーブ(サイド・アリー・ムハンマド)の霊廟などが登録されています。
カルメル山は、急な斜面全体が広大な庭園となっており、幾何学的に構成された植栽やテラスなどが、バハイ教のシンボルマークである九芒星をかたどった花壇などで装飾されている。

他にも敷地内には、教団の行政機関や資料館などの建物や碑が配置され、26の建物が世界遺産に登録されています。
新宗教の建造物としては初の世界遺産登録となりました。

④練習問題

[1]『イエス洗礼の地「ヨルダン川対岸のベタニア」』に関する次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
ベタニアはヨルダン川の東岸に位置する考古学遺跡で、洗礼者(   )がイエスを洗礼したという遺跡が残る。

①ミカエル
②ヨハネ
③ムハンマド
④ペテロ

[2]『ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖所群』に関して、遺跡内に霊廟のあるバハイ教の創始者として、正しいものはどれか。

①バハウッラー
②ダライ・ラマ
③ブッダ
④ムハンマド

⑤解答とエンディング

解答 [1]② [2]①

いかがでしたでしょうか。
毎日多くの遺跡名、宗教や人物名が出てくるので、覚えるのも大変ですが、このあたりの知識は浅くポイントを押さえながら読んでいきましょう。
新興宗教まで登場すると、きりがないように思いますが、何度か問題もやりながら定着させていきたいと考えています。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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