先史時代④ストーンヘンジ、マルタの巨石神殿

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日の世界遺産は、巨大な石でできた遺構です。
先史時代から古代の遺構はすべてが解明されておらず、神秘的なものが多いです。
今日学習するストーンヘンジもそんな遺構です。

参考までに、ストーンヘンジの3級学習記事のリンクも貼っておきます。
巨石文明(ストーンヘンジ・支石墓跡)

では、早速学習に入りましょう。

①ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡と関連遺跡群

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
<文化遺産>
登録年:1986年/2008年範囲変更
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)
いまだ謎の多い巨石遺跡

イングランド南部のソールズベリー平原に残るストーンヘンジと、そこから30kmに位置するエイヴベリーの巨石遺跡の二つの地域が世界遺産に登録されています。
これらの遺跡は、巨大文明時代の存在を証明する遺産として登録されている。

ストーンヘンジと関連する記念建造物群は、先史時代の巨石建造物群です。
ストーンヘンジとは、巨石でつくられた環状列石です。
ヘンジとはメンヒル(直立石)に横いしを積んで繋いだ構造物のことを指します。

ストーンヘンジがつくられた年代は3つの時期に分かれています。
第1期は紀元前2800年から前2200年頃で直径100mにも及ぶ外周部ができました。
次いで紀元前2100年から前2000年とされる第2期にブルー・ストーンによる*メンヒル(立石)群が形成されました。
第3期は紀元前2000年から前1100年頃といわれ、これをもって完成したと推測されています。

*メンヒル:ヨーロッパ西部に分布する巨石記念物。地上に垂直に立てられた巨石で、その多くは新石器時代から初期鉄器時代に属する。ブルトン語で、「長い石」を意味する。

ストーンヘンジは、夏至の日に、ヒール・ストーンと呼ばれる高さ6mの玄武岩と、中心にある祭壇石を結ぶ直線上に太陽が昇ることから、設計者には天文学の高い知識があったのではないかと考えられています。
ストーンヘンジは太陽崇拝の祭祀と天文観測を行う場所であったと考えられています。

エイヴベリーは、イングランド南西部ウィルトシャーのエーヴベリー村近郊にある、3つのストーンサークルを含んだ新石器時代のヘンジです。
約1.3kmの外周に約100個のメンヒルが配置された、ヨーロッパ最大級の環状列石です。

周縁部に大きなストーンサークルを持つ大規模なヘンジと、遺跡の中心部に位置する2つの独立した小さなストーンサークルで構成されています。
この遺跡が作られた本来の目的はわかっていませんが、何らかの儀式や祭典に使われていたのだろうと考古学者たちには考えられているそうです。

②マルタの巨石神殿群

マルタ共和国
<文化遺産>
登録年:1980年/1992年範囲拡大/2015年範囲変更
登録基準:(ⅳ)
貴重な先史時代の建造物

地中海に浮かぶマルタ島とゴゾ島には紀元前4000年から前3000年にかけて築かれた巨石神殿が残っています。
マルタの巨石神殿群はマルタ島内、ゴゾ島内で20世紀までに約30の巨石神殿が確認され、そのうち6神殿が世界遺産として登録されています。

ゴゾ島のジュガンティーヤにある2つの神殿が世界最古の自立式石像建築として1980年に世界遺産に登録されました。
その後、1992年にマルタ島の5つの神殿が拡大登録されました。

マルタ島のハジャーイム、イムナイドラ、タルシーンの3神殿は、限られた資源と技術の中で生み出された卓越した建築です。
タハージュラとスコルバの複合神殿後からは、建築技術がいかに伝播発展していったのをを見ることができる。

神殿の形式や構成、またこの地で発見された遺物は、高度に組織化された社会の儀式の場としてこれらの神殿が重要な役割を果たしたことを示しています。

③練習問題

[1]ストーンヘンジに関する、次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
ストーンヘンジとは、巨石でつくられた環状列石で、ヘンジとは(   )に横石を積んでつないだ構造物を指す。

①ウビル・ロック
②パンティオン
③ストゥーパ
④メンヒル

[2]『マルタの巨石神殿群』に関する、次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
ゴゾ島の(    )にある2つの神殿が世界最古の自立式石像建築として1980年に世界遺産に登録され、1992年にマルタ島の5つの神殿が拡大登録された。

①アウグスタ・エメリタ
②ジュガンティーヤ
③タプタプアテア
④ジンフェルグラハト

④解答とエンディング

解答 [1]④ [2]②

いかがでしたでしょうか。
本日は、巨石でできた遺構を学びました。

先史時代の世界遺産は人類の誕生から、人類の進化の過程を含む遺構でした。
何千年という時間をかけて、変容していく人間の営みを感じることができますが、まだまだこれから当時の真実が紐解かれていくと思うと、ワクワクしますね。

明日はからは、少し時代が進み古代の遺構の学習に入りますので、お楽しみに。

では、また。

tomo

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