先史時代③ウィランドラ湖、他

世界遺産検定2級
1

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習する世界遺産も3件です。
◆ウィランドラ湖地域
◆人類化石出土のサンギラン遺跡
◆オモ川下流域

本日の世界遺産に関しては、画像があまり用意できず文字ばかりになってしまいました。
化石で発見された原人や新人類もたくさんの種類があるので、少しややこしいですが、まずはポイントだけおさえていいきましょう。

本日もよろしくお願いします。

①ウィランドラ湖地域

オーストラリア連邦
<複合遺産>
登録年:1981年
登録基準:(ⅲ)(ⅷ)
旧人から新人への人類の歴史と更新世からの地球の歩みを伝える地域

『ウィランドラ湖地域』は、オーストラリア大陸南部、ニュー・サウス・ウェールズ州南西部の奥地にある4万年前の湖跡です。
現在の砂漠地帯に広がり、約2万年前に干上がったと考えられています。

総面積は約37万ヘクタールとかなり広大です。
「ウォール・オブ・チャイナ(万里の長城)」と呼ばれる33kmにも渡って延々と続く三日月型の壁のような砂丘があります。

この地域で、ホモ・サピエンス・サピエンス(新人)の骨が発見されました。
ホモ・サピエンス・サピエンスは、人類のうち新人、すなわちクロマニョン人以降現代人までをさす学名です。

この遺跡で出土した約2万6000年の女性の骨には、仮装された痕跡がみつかりました。
これは当時の人類の風習を現在に伝える貴重な資料となっています。

周囲には先住民アボリジニが残した岩面画などの生活痕跡も残ります。
また地層から見られる浸食の過程など地形的特性などが観察でき、地質学的にも貴重な場所となっています。
人類学的、自然科学的価値が評価されて、1981年に複合遺産として世界遺産に登録されました。

②人類化石出土のサンギラン遺跡

インドネシア共和国
<文化遺産>
登録年:1996年
登録基準:(ⅲ)(ⅵ)

ジャワ島中心部のサンギラン遺跡は、ジャワ原人などの初期人類の化石が多数発見された地域です。

19世紀末に、オランダ人医師ユージン・デュボアがジャワ原人の化石を発見しました。
その後、ドイツの数学者ケーニヒスヴァルトが発掘に着手して以降、沢山の化石が見つかりました。
この地では、全世界で発見された初人類化石の半数にあたる約50体が出土しています。

1936年にホモ・エレクトス・エレクトス(ジャワ原人)の頭蓋骨や歯、大腿骨などが発見されて以来、化石人骨が次々と見つかりました。
これらの脳頭蓋は小さく眼窩上隆起が発達し、額は低く倒れたように傾斜しています。
原始的な特徴が多いものの、大腿骨はまっすぐ長く直立姿勢をもっていたことが推測され、類人猿から人類に進化する過程を示しています。
150万年前ごろからの人類の進化を知るために非常に重要な手がかりとされています。

他にも、サイやゾウの牙、水牛や鹿の骨などの多数の化石も出土しています。

③オモ川下流域

エチオピア連邦民主共和国
<文化遺産>
登録年:1980年
登録基準:(ⅲ)(ⅳ)

エチオピア南西部に広がるオモ川流域は、大量の人類や動物の化石が出土した岩石層がある化石発掘地です。

1930年代にフランスの調査隊が発掘調査を行ったのが、この流域での最初の調査でした。
その後、数度にわたって発掘が行われました。
その結果、現生人類に直結するものだけでなく、枝分かれして絶滅したものも含め、様々な時代の様々な化石人骨が多数出土しました。
古人類学の研究上、極めて重要な一帯となっています。

オモ川流域では、アウストラロピテクスのほか、現代人の直接の先祖とされるホモ・エレクトゥスの化石も発掘されました。
また、250万年前のものとされるホモ・ハビリスの石器類なども発見されています。
これは、人類最古の手作業の証拠であり、先史時代の人類の暮らしを伝えています。

④練習問題

[1]次の3つの文章から推測される、世界遺産名として正しいものはどれか。
ーオーストラリア南部の砂漠地帯に広がる約2万年前に干上がった湖の跡地である
ーホモ・サピエンス・サピエンス(新人)の骨が発見された
ー周囲にはアボリジニが残した岩画面が残る

①バイカル湖
②ルイーズ湖
③ウィランドラ湖地域
④ラヴォー地域

[2]次の3つの文章から推測される、世界遺産名として正しいものはどれか。
ーインドネシア共和国のジャワ島にある遺跡である
ージャワ原人などの初期人類の化石が発掘された
ー全世界で発見された初期人類化石の半数にあたる約50体が出土している

①カカドゥ国立公園
②アンコールの遺跡群
③タッシリ・ナジェール
④人類化石出土のサンギラン遺跡

[3]次の3つの文章から推測される、世界遺産名として正しいものはどれか。
ーエチオピア南西部のこの地で、アウストラロピテクスの化石が見つかった
ー大量の人類や動物の化石が出土した岩石層がある化石発掘地
ー人類最古の手作業の証拠となる、ホモ・ハビリスの石器類などが発見された

①オモ川下流域
②雲岡石窟
③ピントゥラス川のクエバ・デ・ラス・マノス
④タフテ・ソレイマーン

⑤解答とエンディング

解答 [1]③ [2]④ [3]①

いかがでしたでしょうか。
学習する世界遺産が増えていくと、知識の整理も一苦労ですね。
心折れそうな日もあるかもしれませんが、、私も折れそうになっていますが、毎日コツコツ続けてみます。

2球の学習の最後まで、書き続けますので、よかったら一緒に学んでいきましょう。

では、また明日お待ちしています。

tomo

2級試験の受験は2021年の7月を目標にしています。
来年の7月といわず早く検定を受けたい方には、公式テキスト購入をお勧めしています。
くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

ランキングに参加しています
にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
にほんブログ村

世界遺産ランキング

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

世界遺産検定2級
近現代建築①ブラジリア

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日より、学習テーマは近代建築です。 知っている …

世界遺産検定2級
ヨーロッパの建築様式⑦ウェストミンスター宮殿、ストックレ邸

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日は、イギリス、そしてベルギーの世界遺産です。 …

世界遺産検定2級
ヨーロッパの建築様式⑥ヴュルツブルク、ヴィース

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日もヨーロッパの建築様式について、バロック様式 …