日本の遺産⑦古都京都

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

3級の学習はこちら
古都と激動の歴史(古都京都の文化財)
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京都の文化財

本日学習する世界遺産は『古都京都の文化財』です。
沢山の文化財がありますが、2級の学習では2の試験で出題される遺産を中心に学習しましょう。
3級の学習で京都と奈良の文化財について書いた記事もありますので、合わせてご参照ください。
古都奈良と古都京都の構成資産

①基本情報

『古都京都の文化財』

京都府・滋賀県
<文化遺産>
登録年:1994年
登録基準:(ⅱ)(ⅳ)
各時代を象徴する建築様式が守られる「千年の都」

794年、桓武天皇が長岡京から京都への遷都を行い平安京が誕生しました。
京都はその後1,000年にわたり日本の首都として繁栄しました。
そして現在も各時代の歴史や文化が息づく古都として、伝統文化を世界に発信し続けています。

②構成資産

京都は、三方を東山、西山、北山で囲まれており、山々の自然と調和した歴史都市で、平安から江戸までの各時代を象徴する建造物や文化財が数多く残されています。
平安遷都から1,200年の節目を迎えた1,994年、社寺と城を合わせた17資産が、『古都京都の文化財』として世界遺産に登録されました。
構成資産には、京都府京都市の14資産、同じく宇治市の2資産のほか、滋賀県大津市の延暦寺が含まれています。

主な構成資産
<賀茂別雷神社(上賀茂神社)>
賀茂別雷命を祭神とし、7世紀末創建。
背後の「神山」も資産に含む。
<賀茂御祖神社(下鴨神社)>
11世紀初頭に現在の姿となる。
東本殿は国宝である。
「糺の森(ただすのもり)」も資産に含む。
<清水寺>
「清水の舞台」として有名な本堂は坂上田村麻呂の建立。
<延暦寺>
788年に最澄が建てた草庵を起源とする天台宗の総本山。
<平等院>
1052年に藤原頼道が仏堂に改める。
阿弥陀堂(鳳凰堂)が現存する。
<宇治上神社>
1060年に創建された現存する日本最古の神社建築
<鹿苑寺>
舎利殿(金閣)には、寝殿造り、書院造り、*禅宗様の三様式がみられる。

*禅宗様(ぜんしゅうよう)は、鎌倉時代初期から禅宗寺院で取り入れられ始め、武士の帰依を受けたことで13世紀後半から盛んになった様式。全体に木割が細く、詰め組の組み物を多く配し装飾的な造作が特徴。

<慈照寺>
山荘東山殿が起源。
観音殿(銀閣)と東求堂は後世の茶の湯文化に影響を与えた。
<龍安寺>
1450年に創建。
白砂に15の石組を配した石庭は枯山水の代表作。

<二条城>
徳川家康が1603年に造園。
庭園は茶人である小堀遠州の作庭とされる。

③歴史の流れと文化財

平等院などの平安時代の遺産からは公家社会の文化がうかがえます。
また、鎌倉時代に明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り再興された高山寺からは武家社会の文化を見ることができます。
続く室町時代には公家文化と武家文化が融合し、天龍寺や慈照寺(銀閣)などに見られるわび」「さびの美意識が重視されました。

*公家(くげ)は、日本において朝廷に仕える貴族・上級官人の総称。鎌倉時代以降、源氏・平氏・藤原氏などの貴族の内で、武力で天皇に奉仕する幕府を武家と称するようになると、それに対比して、儀式と文治をもって天皇に奉仕する宮廷貴族一般を公家と呼ぶようになった。

その後建てられた本願寺(西本願寺)には、境内には華やかな桃山文化を代表する建造物や庭園が数多く残されています。

教王護国寺(東寺)や延暦寺などのように、災害や戦災で一度は消失した建物も多い中、その度に時の権力者や、町衆と呼ばれる有力市民らの手で、再建・保存されてきました
そのため数多くの建造物が創建当時に近い姿を残しており、世界的にも極めて高い評価を得ています。

各時代を代表する建築様式は、のちに全国各地に伝わり、日本建築の発展に大きな影響を与えています。
また、西芳寺(苔寺と呼ばれている)などに見られる「池泉回遊式庭園」や「枯山水」など、自然との調和の中で美を追求する日本独自の庭園様式は、国内のみならず海外の庭園設計にも影響を与えました。

④練習問題

[1]『古都京都の文化財』の説明として、正しいものはどれか。

①構成資産には彦根城が含まれる
②飛鳥時代から江戸時代までの各時代を象徴する建造物や文化財が登録されている
③戦災や火災の被害を受けず、創建当時の姿を留めた社寺が多く登録されている
④京都府以外にある構成資産として、延暦寺が含まれる

[2]『古都京都の文化財』に含まれる、「わび」「さび」の美意識を色濃く残す慈照寺(銀閣)や天龍寺が築かれた時代として、正しいものはどれか。

①平安時代
②鎌倉時代
③室町時代
④江戸時代

⑤解答とエンディング

解答 [1]④ [2]③

いかがでしたか。
一度は耳や目にしたことのある建造物や建築物の多い、世界遺産だとは思いますが、構成資産一つ一つの歴史や時代背景となると、あまり知らないものもあるのではないでしょうか。
正直私はほとんどがそれで、まだまだ学習を深めていく必要があります。

皆さんの中にはこの時代の歴史は得意という方もいらっしゃるでしょうか。しっかりと得点源にしていきたいですね。

本日はここまでです。
それでは、また明日もお待ちしています。

tomo

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