近代国家④マドリード、サンクト・ペテルブルク

世界遺産検定2級
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この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習する世界遺産は2件。
3級の学習範囲にも入っていた建造物などです。学習リンクも貼っておきます。
◆マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設
絶対王政(ヴェルサイユ宮殿・マドリード)
◆サンクト・ペテルブルクの歴史地区と関連建造物群
絶対王政(ヴェルサイユ宮殿・マドリード)

過去の学習内容と被っているところもありますので、ゆるっと読み進めてください。
本日もよろしくお願いいたします。

①マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設

スペイン
<文化遺産>
登録年:1984年
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅵ)
スペイン絶頂期を象徴する王家の修道院

エル・エスコリアール修道院は、スペインの首都マドリード郊外に位置する修道院です。
「太陽の沈まぬ大帝国」と称されたスペインの最盛期を象徴する建造物です。

1557年、聖ラウレンティウス(ロレンス)が殉職したとされる日にフランスに勝利したスペイン国王フェリペ2世は、聖人の加護に感謝して、父カルロス1世の霊廟を兼ねた修道院の建設を開始しました。

外観はシンプル、だが内部は美しいフレスコ画の絢爛な世界が広がる、対照的な建築美が特徴です。

1500人もの金細工師や彫刻家を集めて造られた部屋は300を数えます。
敷地内に王宮、霊廟、神学校、図書館などが併設された王立の複合施設として完成しました。

ギリシャ・ローマ建築の機能美を好んだフェリペ2世は、当時主流であった外観を装飾で飾る様式を嫌ったそうです。
このとき誕生した外観に虚飾のない様式は、建築家の名前からエレーラ様式と呼ばれるようになりました。

②サンクト・ペテルブルクの歴史地区と関連建造物群

ロシア連邦
<文化遺産>
登録年:1990年/2013年範囲変更
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)
バロック建築と新古典主義建築の融合

モスクワの北西650kmにあるサンクト・ペテルブルクは、18世紀にロマノフ朝のピョートル大帝が築いたペトロパヴロフスク要請を起源とします。
サンクト・ペテルブルク歴史地区と関連建造物群はサンクトペテルブルクの中心部およびその郊外の建造物を含みます。

ピョートル大帝は、西欧に比べ遅れていたロシアの近代化のために西欧の文化を取り入れました。
ロシア帝国の首都となったサンクト・ペテルブルクには宮殿や教会などの建造物が建設されロシアの近代化を進めました。

ペトロパヴロフスク要塞の内部には、ドメニコ・トレッツィーニ設計のペトロパヴロフスキー聖堂をはじめ監獄、造幣局などがつくられました。

エカチェリーナ宮殿

エカチェリーナ宮殿の名前は、ピョートル大帝の后でもあった、第2代ロシア皇帝エカチェリーナ1世に由来します。
エカチェリーナが夏の避暑用の離宮として1717年にドイツの建築家に作らせたのが最初のもので、その後、第4代ロシア皇帝アンナがロシア人建築家に命じ増築させました。
その後第6代ロシア皇帝となったエリザヴェータは母のエカテリーナが建築させたものが時代遅れで不便であるとして抜本的に作り直しました。
壮麗・壮大なロココ調建築に入れ替えるよう命じ、4年の歳月をついやし、1756年7月30日に全長325メートルの現行規模の宮殿が完成しました。

また、18世紀に建てられた冬の離宮は、現在エルミタージュ美術館になっています。

練習問題

[1]『マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設』に関して、父の霊廟を兼ねた修道院を建設した人物として、正しいものはどれか。

①ピョートル大帝
②フェリペ2世
③レオポルト1世
④ナポレオン1世

[2]『サンクト・ペテルブルクの歴史地区と関連建造物群』の構成資産に含まれる建築物として、正しくないものはどれか。

①エルミタージュ美術館
②シェーンブルン宮殿
③エカチェリーナ宮殿
④ペトロパヴロフスキー聖堂

解答とエンディング

解答 [1]② [2]②

いかがでしたでしょうか。
3級の学習と重なる部分も多かったでしょうか。
本日も難解な建造物の名前が出てきましたね。

さて、今日で近代建築のパートも終わりになります。
明日はここ最近のテーマの振り返りの問題記事を書きますが、年末に向けて、ここまでの2級学習の総復習の練習問題の記事を書こうかなと思っています。
私自身、練習問題をやる時間があまり取れていないので、年末の時間で少し復習しておきたいなと思っています。

ですので、29日から31日の記事は、練習問題だけにしようと思います。
新しい学習内容は出てきませんので、年の瀬でお忙しい方は少し休憩していただいても大丈夫です。
そして、年末は時間あるからしっかり勉強したいよ!というみなさんは、練習問題の記事で一緒に復習していきましょう。

では、また明日もお持ちしています。

tomo

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