草原①ンゴロンゴロ自然保護区

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習するのは、広大な自然保護区に沢山の動植物が生息する場所です。
ンゴロンゴロ自然保護区は、マサイ族が住んでいることでも有名です。
自然と人の文化が融合する複合遺産登録されています。
ただ、文化的な価値が認められたのは、マサイ族の文化とは違った観点です。

その辺りも踏まえ、しっかりとポイントを押さえながら学習しましょう。
過去の学習記事のリンクも貼っておきます。
生物多様性

よろしくお願いします。

ンゴロンゴロ自然保護区

タンザニア連合共和国
<複合遺産>
登録年:1979年/2010年範囲拡大
登録基準:(ⅳ)(ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)
巨大なクレーターを中心とした動物の楽園

『ンゴロンゴロ自然保護区』は、タンザニア北部に広がっています。
ここは火山の噴火よって誕生してた直径十数kmのクレーターを中心に広がる動物の楽園です。

「世界の動物園」とも称され、絶滅危惧種を含めた約2万5,000頭の動物が生息しています。

気候は温暖で、ときおり激しい雨も降るなど、植物が育ちやすい環境となっています。
外輪山に囲まれたクレーターの底には沼地、アカシアの森、サバナがあり、様々な動物が生息できる多様な環境を有しています。

動物の多くは、人間に対して恐れる様子をみせないため、動物の生態の観測や調査にも適した場所とされています。

この地域は、もとは『セレンゲティ国立公園』の一部となっていました。
しかし、マサイ族の狩猟・放牧権保護のため1959年に分離し、自然保護区となりました。

現在、マサイ族はクレーターの外で放牧を行いながら、密猟者の監視も行うなど、周辺に生息する動物と共存しています。

この場所では、20世紀初頭にクレーター内のオルドゥヴァイ渓谷で人類の化石が発見されました。
また、つづく20世紀の半ばにはアウストラロピテクス・ボイセイの化石や石器なども発見されました。

そのため、オルドゥヴァイ渓谷は人類の進化の過程を示す証拠であるとの価値が2010年の世界遺産委員会で認められ、複合遺産になりました。

Ngorongoro Conservation Area
The site spans vast expanses of highland plains, savanna, savanna woodland and forests.
Established in 1959 as a multiple land use area, with wildlife coexisting with semi-nomadic Maasai pastoralists practicing traditional livestock grazing, it includes the spectacular Ngorongoro Crater, the world’s largest caldera.
The property has global importance for biodiversity conservation due to the presence of globally threatened species like wildebeest, zebra, and gazelles.
Extensive archaeological research has also yielded a long sequence of evidence of human evolution.
It includes fossilized footprints, associated with the development of human bipedalism, and a sequence of diverse, evolving hominid species within a Olduvai gorge, which range from Australopithecus to Home sapiens.
<和訳>
この保護区は高原やサバナ、サバナ林区、森林の広大な範囲にわたって広がっている。
伝統的な放牧を行っ ている半遊牧民族のマサイの牧畜家と共存している野生動物が棲み、世界で最も大きいカルデラである壮観 なンゴロンゴロ・クレーターを有す、多様な土地利用ができるエリアとして1959年に設立された。
ヌーやシ マウマ、ガゼルといった世界的に絶滅の危機に瀕している生物種が生息しているため、この資産は生物多様 性保護における地球規模での重要性を有している。
広範な考古学研究は、人類の進化を証明する一連の長期 の流れも明らかにしている。
それは人類の二足歩行に関連する化石化した足跡や、オルドゥヴァイ渓谷内に おける、アウストラロピテクスからホモ・サピエンスに至るまでのヒト属の多様性や進化の流れを含んでい る。

練習問題

[1]『オモ川下流域』と、『ンゴロンゴロ自然保護区』の「オルドゥヴァイ渓谷』に共通する特徴として、正しいものはどれか。

①巨石でつくられた環状列石が残る
②断崖の壁面に、複雑な構造をもつ住居群が築かれている
③世界最大規模の湿地帯が広がる
④先史時代の人類化石や石器が出土した

解答とエンディング

解答 [1]④

いかがでしたか?
ンゴロンゴロ自然保護区は、野生動物の生息地、マサイ族の居住場所というだけでなく、先史時代の人類の化石などが発見された場所でもありましたね。
『オモ川下流域』の過去の学習リンクも貼っておきますので、忘れてしまったよという方は、復習に使ってください。
先史時代③ウィランドラ湖、他

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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