湖・湿地帯③オカバンゴ・デルタ、他

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習する世界遺産は、引き続き湿地帯や、マングローブが生息している場所です。
今回初めてボツワナ共和国とルーマニアが登場します。

学習する世界遺産は3つ。
さっそく学習に入りましょう。
本日もよろしくお願いいたします。

①オカバンゴ・デルタ

ボツワナ共和国
<自然遺産>
登録年:2014年
登録基準:(ⅶ)(ⅸ)(ⅴ)
アフリカ最大の内陸デルタ

『オカバンゴ・デルタ』はボツワナ北部カラハリ砂漠の中に位置する。
面積は25000平方キロメートルに及び、湿地帯としては世界でも最大級の広さです。
そして、アフリカ大陸最大の内陸デルタ地帯となっています。

オカバンゴ・デルタは、アンゴラを源流とするバンゴ川がカラハリ砂漠の平坦な土地に流れ込んで形成されています。
デルタ地帯が乾季の時、オカバンゴ川源流は雨季で定期的な氾濫が起こります。
氾濫により溢れ出た水は数ヶ月をかけて砂漠に浸透していきます。

この水の動きに伴いアフリカゾウやバッファローなどの野生動物も水を求め大移動します。
生物と気候との相互関係を示す好例です。

②ドナウ・デルタ

ルーマニア
<自然遺産>
登録年:1991年
登録基準:(ⅶ)(ⅹ)

『ドナウ・デルタ』は、ルーマニア南東部の湿地帯です。
ここはドナウ川が黒海へ注ぎ込む河口に広がるヨーロッパ最大の湿地帯です。

8ヵ国を経由して流れるドナウ川がその終点の地で1万1,000年もの時間をかけてこの三角州をつくり出しました。
面積は3,446平方キロメートルもあるそうです。
生物圏保護区のリストも登録されており、デルタの中の2,733平方キロメートルが特別保護地区となっています。

ドナウ・デルタには45種の淡水魚、約300種の鳥類が生息しています。
さらに1,200を越える植物の亜種が確認されています。
この場所には手付かずの自然が残り、まさに野生生物の宝庫となっています。

ドナウ・デルタには、欧州、アジア、アフリカ、地中海など、世界中の異なる場所から、何百万もの鳥が産卵に訪れるます。
特にモモイロペリカンやハイイロペリカンの繁殖地として重要な場所です。

③スンダルバンス国立公園

インド
<自然遺産>
登録年:1987年
登録基準:(ⅸ)(ⅹ)

スンダルバンスは、1万㎢に及ぶガンジス川のデルタ地帯です。
インド共和国・西ベンガル州に所在する国立公園です。
世界最大規模を有するデルタ地帯の一画を占め、数多くの希少種や絶滅危惧種が生息しています。

この国立公園は、世界最大のマングローブ林と生物学的に豊かな自然生態系を有しています。
マングローブはこの地方に多数発生するサイクロンと称される暴風雨に対する自然の防波堤の役目を担っています。
また、干潮の際にすがたを見せるマングローブの根は、水中の土砂の流出を食い止めて陸地を形成するのに大きく作用してきました。

スンダルバンスでは、ガンジスカワイルカなどの水生動物や、爬虫類、哺乳類も多数生息しています。
いっぽうで減少が著しいベンガルトラの保護区としても知られています。
トラの生息数としてはインド亜大陸最多を誇ります。

隣接するバングラディシュの『シュンドルボン』も1997年に世界遺産に登録されました。

練習問題

[1]『オカバンゴ・デルタ』に関する次の文中の空欄に当てはまる国として、正しいものはどれか。
オカバンゴ・デルタは、(    )の内陸デルタ地帯である。

①オーストラリ大陸
②インド亜大陸
③南米大陸
④アフリカ大陸

[2]『ドナウ・デルタ』の説明として、正しいものはどれか。

①ヨーロッパ最大の湿地帯である
②世界最大規模のブナの原生地帯である
③ドナウ川加工にあるワイン生産地であり、文化的景観が認められている
④固有の樹木であるリュウケツジュが生息する

[3]『スンダルバンス国立公園』に関する次の文中の空欄に当てはまる国として正しいものはどれか。
スンダルバンスは、1万㎢に及ぶガンジス川のデルタ地帯で、世界最大級の(   )と生物学的に豊かな自然を有している

①ブナ林
②シダ林
③マングローブ林
④スイレン林

解答とエンディング


解答 [1]④ [2]① [3]③

いかがでしたか?

『スンダルバンス国立公園』に関して、「プロジェクト・タイガー」というベンガルトラの保護活動についての解説文を目にしました。
20世紀に4万頭ほどいたとされるベンガルトラは、1960年代末にやく1,800頭ほどに減少していたそうです。
インド政府のプロジェクトにより、3,700頭ほどに回復しました。
スンダルバンスでもベンガルトラの保護区の設置などを行いましたが、今度は人が襲われる事件が急増したそうです。
これに対して、世界自然保護基金が住民への注意喚起や、防御策の設置などを行い、現在はトラによる被害は激減したそうです。

トラは高値で取引されるため密猟は今もあり、人口増加による森林地区の減少もトラの生存環境を悪化させます。
野生の動物の保護と共存というのは、終わることのない課題なのかなと思いました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
明日は、ここまでのまとめの練習問題の記事を書く予定です。

tomo

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