古都奈良と古都京都の構成資産

世界遺産検定3級4級
4

みなさまこんにちは。
本日も『世界遺産検定を取得するブログ』にお越しいただきましてありがとうございます。
現在、7月に行われる世界遺産検定に向けて学習しております。

過去問題はお休みして、今日は似ている日本の世界遺産の構成資産について、試験でも間違いやすい奈良と京都の文化財の違いを確認していきたいと思います。

まず過去の世界遺産検定4級の学習記事のリンクを貼っておきます。

古都奈良の文化財

古都京都の文化財

京都の方は文化財の数も多いので、『古都奈良の文化財』の方を中心に覚えていただければいいのかなと思います。

では始めましょう。

基本情報

『古都奈良の文化財』
登録年:1998年
登録基準:②③④⑥

『古都京都の文化財』
登録年:1994年
登録基準:②④

登録基準について、奈良、京都ともに「②文化交流」と「④建築・科学技術」は共通事項となっていますが、奈良はこれに加え「③文明や特徴的な時代が存在していたことを証明する遺産」と「⑥歴史上重要な出来事や宗教、芸術などと関係する遺産」の価値が認められています。
奈良の平城京が京都であったのは74年間(710〜784年)と短い期間でしたが、この間に唐の文化や仏教の影響を受けたと言われる天平文化の開花があり、また律令国家としての古代日本の基礎が築かれたといった日本の歴史の中で、その後の文化や社会に大きな影響を与えた時代という背景によると思われます。
因みに世界遺産の価値の高い低いは登録基準の種類や数とは関連しません。全て一様に価値のある文化遺産であり、自然遺産ということになります。

構成資産

『古都奈良の文化財』は以下8資産
①東大寺(とうだいじ)
②春日大社(かすがたいしゃ)
③春日山原始林(かすがやまげんしりん)
④興福寺(こうふくじ)
⑤元興寺(がんごうじ)
⑥薬師寺(やくしじ)
⑦唐招提寺(とうしょうだいじ)
⑧平城宮跡(へいじょうきゅうせき)

『古都京都の文化財』京都市、宇治市、滋賀県大津市に点在する次の17資産。
京都府京都市
①賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)=上賀茂神社
②賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)=下鴨神社
③教王護国寺(きょうおうごこくじ)=東寺
④清水寺(きよみずでら)
⑤醍醐寺(だいごじ)
⑥仁和寺(にんなじ)
⑦高山寺(こうざんじ)
⑧西芳寺(さいほうじ)=苔寺
⑨鹿苑寺(ろくおんじ)=金閣寺
⑩慈照寺(じしょうじ)=銀閣寺
⑪天龍寺(てんりゅうじ)
⑫龍安寺(りょうあんじ)
⑬本願寺(ほんがんじ)=西本願寺
⑭二条城(にじょうじょう)
京都府宇治市
⑮平等院(びょうどういん)
⑯宇治上神社(うじがみじんじゃ)
滋賀県大津市
⑰延暦寺(えんりゃくじ)=比叡山延暦寺

流石に京都の17資産を覚えるには骨が折れそうです。
過去問題で問われる場合は、京都の関連資産の中に別の世界遺産の関連資産を加えた中から間違いを見つけるという設問のしかたが多いですので、まずは京都以外の関連資産から覚えていくことをお勧めします。

というわけで、奈良の構成資産8つを見ていきましょう。

①東大寺(とうだいじ)
日本人なら誰もが耳にしたことがあるであろう、「奈良の大仏(盧舎那仏)」を覆う大仏殿(東大寺金堂)がよく登場します。
現在の大仏殿は江戸時代に再建されたものだそうです。

②春日大社(かすがたいしゃ)
平城京の守護を祈願して藤原氏が建設しました。

③春日山原始林(かすがやまげんしりん)
春日大社を抱く御蓋山(みかさやま)の背後に連なる原始林です。
平安時代には春日大社の神域として保護され、原始の姿を現代に伝えています。

④興福寺(こうふくじ)
藤原氏の氏寺として京都に建てられた山階寺(やましなでら)が、平城遷都(710年)にともなって、現在地に移転されました。1180年に平氏による焼き討ちで堂塔はほぼ全焼し、その後復興されました。

⑤元興寺(がんごうじ)
蘇我馬子が飛鳥の地に初めて仏寺として県立した法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともなって、現在地に移転されました。現在は鎌倉時代に改築された極楽堂と禅室が残っています。

⑥薬師寺(やくしじ)
天武天皇の発願で藤原京(飛鳥京の西北部、奈良県橿原市と明日香村にかかる地域にあった飛鳥時代の都城)に建設された薬師寺が、平城遷都にともなって、現在地に移転されました。
近藤を中心に東棟と西棟の2つの三重塔を配する伽藍配置は、その美しさから龍宮造りと呼ばれています。

⑦唐招提寺(とうしょうだいじ)
759年、聖武天皇の招きで唐から来日した高僧・鑑真(がんじん)によって創建された。
奈良時代の宮殿様式を伝える講堂や、平成の大修理でよみがえった金堂、校倉造りの経蔵がある。

⑧平城宮跡(へいじょうきゅうせき)
平城京遷都から長岡京遷都までの70年間、平城京の政治、経済の中心であった宮跡で、現座右の大極殿(だいごくでん)は2010年に復元されました。

さて、いかがでしょうか、こうして並べてみると京都の構成資産とは趣が違うような気もしますね。

奈良には、『法隆寺地域の仏教建造物群』が世界遺産として登録されています。これに関しては、法隆寺と法起寺の2つの構成資産なので、それほど難しくはないかと思います。

しかしさらに、奈良県はもう1つの世界遺産に関連資産が含まれるという、世界遺産に恵まれた場所なのです。それが『紀伊山地の霊場と参詣道』で、吉野山にある「金峯山寺(きんぷせんじ)」や「吉野水分神社」などが構成資産に含まれています。

過去の学習ページのリンクを置いておきますので、合わせてご確認ください。

法隆寺地域の仏教建造物

紀伊山地の霊場と参詣道

では最後に練習問題を1問

◆『古都京都の文化財』に含まれない寺院はどれでしょうか。

①薬師寺

②慈照寺(銀閣寺)

③清水寺

④平等院

本日の学習はいかがでしたでしょうか。
問題の回答は載せるまでも無いと思いましたので、省略しますが試験ではこのような出題の形式が多いです。

今後も、このような学習を時々はさみつつ、明日からはいよいよ3級の過去問題に入ります。
世界遺産検定試験に向けて学習を続けていきましょう。
試験の申し込みもお忘れなく。
https://www.sekaken.jp

では、また。

tomo

ランキングに参加しています
にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
にほんブログ村

世界遺産ランキング

あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

コメントありがとうございます。
夢殿は訪れたことがありましたが、興福寺はゆっくり散策したことがないので、次回はゆっくり見て回ろうと思います。
八角堂というものにも興味が湧いてきました。
歴史が苦手なもので、「日本史の盲点」にまで認識が及ぶ自信はありませんが、この時代の歴史は面白そうなので、ぜひ「北円堂の秘密」は読んでみようと思います。
ご紹介いただきありがとうございます。

4件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

世界遺産検定3級4級
世界遺産検定4級、出題のポイントまとめ(世界の遺産編)

ご訪問ありがとうございます。 昨日に引き続き、世界遺産検定4級試験を受験される方むけに、過去問題から …

世界遺産検定3級4級
世界遺産検定4級、出題のポイントまとめ(日本の遺産編)

ご訪問ありがとうございます。 世界遺産検定4級試験を受験される方むけに、過去問題から各世界遺産の出題 …

世界遺産検定3級4級
2
タプタプアテア・カッパドキア(4級)

この記事は世界遺産検定4級試験学習用に製作しています。 本日は、まだこれまで学習記事にしていなかった …