火山(ハワイ島・カムチャツカ)

本日の世界遺産は、火山です。
日本も火山の多い国ですので身近ではありますが、日本で世界遺産に登録される活火山は富士山くらいで、それも自然遺産での登録はありませんね。
本日の火山もまた、昨日の山脈と同じく地球が活動していることを示すものです。
2018年はハワイ島のキラウエア火山の活動が活発でした。
吹き出すマグマが流れ出る様子はテレビなどでみられた方も多いのではないでしょうか。
地球の溜め込むエネルギーの底知れなさを感じるところです。

①ハワイ火山国立公園(アメリカ合衆国)

登録年:1987年
登録基準:(ⅷ)
火山の噴火が作る特徴ある地形

ハワイ島の南東部に位置するハワイ国立公園には、世界最大規模の活火山であるマウナ・ロア山と、世界で最も活動的な火山のひとつキラウエア火山がある。

*プレートテクトニクス理論によると、太平洋プレートが北西に移動する過程で、地下から噴出したマグマが火山を形成したと考えられている。
1916年にアメリカ政府によって国立公園に指定され、硫黄の蒸気など、火山地帯特有の光景が広がっている。

*プレートテクトニクス理論:地球の表面は、数十枚の「プレート」という層に分かれ、それぞれが一定方向に移動しているという学説

標高差によって温度や降水量に違いが出るため、植生が絶対雨林から砂漠、ツンドラなど20種類以上にわたる点も大きな特徴である。
ハワイ州の紋章であるハワイガンなどの鳥類をはじめとする、ハワイ固有種の動植物も生息している。

マウナ・ロア山は、ハワイ語で「長い山」を意味する。
地上部分の標高は4000mを超え、海底から測ると1万m以上になる。
溶岩が広範囲に薄く広がり、なだらかな傾斜がつくられた。
また、1984年までは数年に一度の頻度で噴火を繰り返してきた。

キラウエア山は世界で最も活発な火山のひとつといわれており、1983年から今日に至るまで、プウ・オオ火口では断続的な噴火が観測されている。
この山のハレマウマウ火口は、ハワイの人々から愛される気まぐれな火の女神ペレが住む地とされ、神聖な場所となっている。

ハワイの火山は、噴火回数は多いものの爆発規模は小さく、溶岩の粘性が低いため、予測、観測しやすい。
現在では、キラウエア山の噴火はほぼ完全に予測が可能となっており、火口にあるハワイ火山観測所で観測が続けられている。

英語で読む世界遺産

The island of Hawaii shows a unique landscape created by volcanic activities.
The Hawaii Volcanoes National Park has two famous volcanoes: Mauna Loa is the biggest active volcano, and Kilauea is one of the most active volcanoes in the world.
This site serves as an excellent example of island building through volcanic processes.

②カムチャツカ火山群

(ロシア連邦)
登録年:1996年/2001年範囲拡大
登録基準:(ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)
「火山の博物館」

カムチャツカ半島は、ユーラシア大陸の北東部にあり、300以上の火山からなる火山地帯である。
おもに半島東側のベーリング海沿岸地区にある6つの火山群がシリアル・ノミネーション・サイトとして登録されている。
また、独自の生態系もみられるため、自然遺産の全ての登録基準が認められている。

太平洋プレートがユーラシアプレートにもぐりこみ、マグマが噴出して形成されたとされ、玄武岩マグマを吹き出すストロンボリ式や、割れ目から溶岩が流れ出すハワイ式など火山のタイプは多様で、「火山の博物館」とも呼ばれている。

カムチャツカ半島の3000mを超える山には、活火山であっても氷河や氷帽がみられる。
カムチャツカ半島は、その険しく複雑な地形のため大陸から孤立しており、独自の生態系が保たれている。

③地震・火山は、変動帯で起こりやすい

地球表面層ではそれぞれのプレートが異なる方向に動き、プレートの境界は地震や火山活動が活発である。
プレートの境界が陸上にあたる一帯を変動帯という。
一方、変動帯から離れたプレートの中心部は安定陸塊(りくかい)と呼ばれる。

④本日の練習問題

本日はオリジナルの練習問題です。一問一答形式で出題します。

[1]『ハワイ火山国立公園』にある活火山は「キラウエア山」と、何という山でしょうか

[2]ユーラシア大陸北東端に位置する300以上の火山からなる火山地帯である半島は何でしょうか

[3]『カムチャツカ火山群』が登録されている「シリアル・ノミネーション・サイト」とはなんでしょうか

以下回答です

[1]マウナ・ロア山

[2]カムチャツカ半島

[3](例)文化や歴史的背景、自然環境などが共通する複数の遺産を、全体として顕著な普遍的価値をもつ「ひとつの遺産」として登録するもの

 

いかがでしたか?
世界遺産検定では、3級4級は選択式問題です。
学習効果を上げるため一問一答で考えてみると、知識が深まるかもしれません。

本日のキラウエア火山の画像は、10年以上前に撮影したものですので、現在とは随分違っているかもしれません。
この頃は、火口の方まで降りて見学することができました。

日本では九州で火山活動が活発になる時がありますね。
旅行に行った時などに、鹿児島の桜島の噴煙を見た時には、随分驚きましたが、現地の方達にとっては日常の風景のようでした。
また、熊本の阿蘇山の中岳の火口がとても美しいと聞いたことがありますが、これまで数回訪れましたが、未だ近づけておりません。
お借りした画像はこちら。

これは、ガスが出すぎていますが(よく近づけたなと)
最近も活動が活発なので火口まで行けるときもあれば、近づけないときもあるようです。
もし、見ることができたらとてもラッキーだと思います。

世界遺産から脱線してしまいましたが、また明日もお待ちしています。

tomo

ランキングに参加しています
にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
にほんブログ村

世界遺産ランキング

REV.1 2019/3/23 火山画像追加

One comment

  1. ピンバック: 3級過去問題② - 世界遺産検定を取得するブログ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください