イスラム教④マラケシュ、ラバト

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日の世界遺産は、独特の景観を持つモロッコの遺産2件です。
◆マラケシュの旧市街
◆ラバト:近代の首都と歴史都市の側面を併せもつ都市

モロッコは私がなるべく早くいってみたいと思っている国の一つです。
今日の学習でまた熱が上がること間違いなしです。

今日も、「ミナレット」や「ベルベル人」が登場します。
楽しみながら学びたいと思います。
本日もよろしくお願いします。

①マラケシュの旧市街

モロッコ王国
<文化遺産>
登録年:1985年
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅴ)
3大ミナレットのひとつが残るベルベル人の古都

マラケシュはモロッコの中心、サハラ砂漠の西に位置するかつての王都です。
ベルベル語で「神の国」を意味するマラケシュは新市街とメディナと呼ばれる旧市街に分けられます。
旧市街は11世紀から長い歴史を誇る街で、その歴史から1985年に世界遺産に登録されています。

モロッコ中南部、アトラス山脈のふもとに位置するマラケシュは、1071年にベルベル人が興したムラービト朝の首都として築かれた都市です。
この時代から残るジャマーア・アル・フナー広場は、午前中は市場、午後には屋台が立ち並び、活気の溢れる景観となっています。
その景観が「ジャマーア・アル・フナー広場の文化空間」として無形文化財にも登録されています。
アラビア語で「死人の集会所」という意味の名を持つ広場は、かつては公開処刑が行われた場所でもあるそうです。

ムラービト朝のあと、この地を治めたのがムワッヒド朝です。
ムラービト朝時代に建てられたたくさんの建造物は、ほとんどがムワッヒド朝時代に取り壊されてしまいました。
ムワッヒド朝時代に建てられたクトゥビーヤ・モスクは、高さ69mのミナレットを持ちます。
このミナレットはスペインにあるヒラルダの塔、モロッコのハッサンの塔とともに「三大ミナレット」に数えらます。

そのほかにも、ムワッヒド朝の君主が宮殿に行く途中に設けられたアーチの周辺に、アグノー門や27の橋脚を持つテンシフト橋が架けられました。

サアド朝時代には、アフメッド=ル=マンスール王のエル=バディ宮殿が建てられました。
しかしこれもアラウィー朝時代にほとんどが取り壊されました。
今ではパレード用の広い庭が残され、毎年民俗芸能の祭典に使われています。
19世紀に、アラウィー朝の王によって化粧漆喰とアラベスク模様で飾られたバイーヤ宮殿とアグダル庭園が造られました。

このような歴史に中で、マラケシュの旧市街地には、貴重な歴史的建造物の遺構が豊富に残されています。

 

②ラバト:近代の首都と歴史都市の側面を併せもつ都市

モロッコ王国
<文化遺産>
登録年:2012年
登録基準:(ⅱ)(ⅳ)
歴史的イスラムと近代的西欧が共存

モロッコの首都ラバトはモロッコ中西部の大西洋に面しています。
中心部は城壁に囲まれ、旧市街と新市街のいずれもが世界遺産に登録された希少な都市です。
その落ち着いた佇まいから「庭園都市」とも呼ばれているそうです。

ラバトは、その歴史の中で何度かの興亡を繰り返してきました。
紀元前1世紀に古代ローマの植民地として形成された街は、12世紀頃にこの地を治めたムワッヒド朝の要塞都市となりました。
15世紀以降はレコンキスタ運動でイベリア半島から逃れた難民によって大きく発展していきました。
いまも旧市街の周囲には、中世に造られた堅牢な塁壁を見ることができます。

そんなラバトには、歴史的なイスラム文化と近代的なヨーロッパ文化が共存しています。
ラバトの市街地の北側を占める旧市街は、12世紀にアフリカ北部に興ったムワッヒド朝によって築かれました。
ウダイヤのカスバ(ムワッヒド城壁と城門)やハッサンの塔は12世紀に都をラバトに移したムワッヒド朝唯一の遺構でとなっています。
17世紀にはムーア人やアンダルシア人により改修されています。

ラバトのハッサンの塔

1912年にモロッコがフランス領となると、*アンリ・プロストが近代的な都市計画に着手しました。
新市街には行政地区や住宅施設、試験植物園などが建設されたました。

中世、イスラム、マグレブ、ヨーロッパなどさまざまな文化が共存するラバトは、北アフリカにおける最も完成された都市計画のひとつにされています。

*レオン・アンリ・プロスト:フランスの都市計画家、建築家。モロッコなど、イスラム圏での都市計画に活躍した。 エコール・デ・ボザールの出身で、1902年に国立印刷局の課題でローマ大賞を受賞する。

③練習問題

[1]次の説明文から推測される世界遺産として正しいものはどれか。
ー3大ミナレットの一つが残る
ーベルベル人が興したムラービト朝の首都として築かれた都市である
ー「ジャマーア・アル・フナー広場の文化空間」はユネスコの無形文化財に登録されている

①聖都カイラワーン
②ダマスカスの旧市街
③マラケシュの旧市街
④カイロの歴史地区

[2]次の説明文から推測される世界遺産として正しいものはどれか。
ーモロッコの首都で、歴史的イスラムと近代的西欧が共存している
ー旧市街に残るウダイヤのカスバやハッサンの塔は、12世紀のムワヒッド朝の遺構である
ー1912年にフランス領となるとアンリ・プロストが近代的な都市計画に着手した

①ジェンネの旧市街
②ザモシチの旧市街
③ムザブの谷
④ラバト:近代の首都と歴史都市の側面を併せもつ都市

④解答とエンディング

解答 [1]③ [2]④

いかがでしたか。
本日はモロッコの2つの街にある世界遺産でした。
今日は、練習問題の中に学習のポイントを全て詰め込みましたので、このあたりをしっかり整理していきましょう。

それにしても写真で見るジャマーア・アル・フナー広場の賑わい方はすごいです。
モロッコってこんなに人が集まる場所なんですね。
振り返ると私自身はイスラム教圏の場所っておそらく行ったっことがなくて、このあたりの歴史や文化は少しずつ学びを深めていきたい知識でもあります。
コロナの影響がなくなり早く自由に海外旅行がしたいですね。
今日はますますモロッコに行きたくなりました。

本日もここまで読んでいただきありがとうございました。

また明日もお待ちしています。

tomo

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