イスラム教①カイロの歴史地区

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

昨日まではキリスト教関連の世界遺産でしたが、今日からイスラム教のパートに入ります。
本日の世界遺産はエジプトの『カイロの歴史地区』です。
エジプトというとピラミッドのイメージが強いですが、その観光の拠点にもなるカイロには600以上のモスクがあるそうです。
また、ミナレットと呼ばれるモスクやマドラサなどのイスラム教の宗教施設に付随する塔が1000棟もあるそうです。
行ったことのある方は、どんな印象を持たれているでしょうか。

では本日もよろしくお願いします。

イスラム教

エジプト・アラブ共和国
<文化遺産>
登録年:1979年
登録基準:(ⅰ)(ⅴ)(ⅵ)
1,000のミナレットが立つ国際文化都市

ナイル川東岸にイスラム文化を伝えるカイロ旧市街は、600以上のモスクと1,000ものミナレットが聳え立ち、「千の塔の都」と称えられます。
シタデルや死者の町が広がるイスラム地区(旧市街)、カイロ発祥の地オールドカイロなど約8km×4kmが歴史地区として世界遺産に登録されています。

エジプトの首都カイロは、7世紀にイスラム勢力がアフリカ大陸進出の拠点として築いた軍事基地から発展した都市です。
ムハンマドの没後から10年にも満たない641年に、この町で最初のモスクが建設されていました。

10世紀の半ばごろ、ファーティマ朝がこの地を統治しました。
4代目のカリフがアラビア語で「勝利者の軍事都市」を意味するミスル・アル=カーヒラという都市を建設しました。
このカーヒラを英語読みした「カイロ」が現在の呼び名となっています。

この時代、カイロはイスラム勢力の政治、経済、宗教の中心となっていました。
とりわけ学問と芸術が奨励され、国際文化都市としての色合いも増していきました。

972年に建設された「アズハル・モスク」は林立する列柱が美しく、ファーティマ朝を代表するモスクともいわれています。
また、アズハル・モスクにはイスラム最古の高等教育施設であるマドラサが併設されました。

12世紀にはアイユーブ朝の支配となり十字軍の侵攻に備え堅固なシタデルが建設されました。
13世紀に興ったマムルーク朝時代には、インド洋と地中海を結ぶ交易で巨万の富を得、モスクや教育施設などが次々に建てられイスラム文化が開花しました。
そしてカイロは世界最大規模のイスラム都市となりました。
街に至るところにモスクやミナレットが建造され、14世紀には「1,000のミナレットが立つ街」と称されました。

14世紀に建てられた「スルタン・ハサン・モスク」にはカイロ一高い約80mのミナレットがそびえています。
またシタデルではエジプト最後の王朝を興したムハンマド・アリがイスタンブールから技術者を呼び寄せ建てた、壮大な「ムハンマド・アリ・モスク」が異彩を放っています。

ムハンマド・アリ・モスク

カイロは現在、政情不安により遺産保護体制が不受分な状況となっています。
また、弱い地盤による歴史的建築物の倒壊など、様々な問題を抱えています。

 

ムハンマド
アラブの宗教的、社会的、政治的指導者であり、イスラム教の創始者。
イスラム教の教義によると、彼は預言者であり、アダム、アブラハム、モーセ、イエス、その他の預言者の一神教の教えを説き、確認するために遣わされたとされる。
ムハンマドはイスラム教のすべての主要な宗派において神の最終預言者と考えられていた。(現代の一部の宗派ではこの信念から外れているものもある。)
ムハンマドはアラビアを一つのイスラム教国家に統一した。コーランと彼の教えと実践がイスラム教の信仰の基礎となっている。(Wikipedia引用)

練習問題

[1]『カイロの歴史地区』に関する次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
カイロは12世紀からのアイユーブ朝の支配を経て、13〜16世紀のマムルーク朝時代には、世界最大のイスラム都市となった。街のいたるところにモスクや付随する塔が建造され、14世紀には「(   )」と称された。

①地上の楽園
②世界で最も美しい広場
③ドナウの真珠
④1,000のミナレットが立つ街

[2]『富士山ー信仰の対象と芸術の源泉』で盛んに行われた富士講に関し、ご神体である富士山そのものに登ることが祈りになると考える信仰形態( A )と、富士山に祈りを捧げるために登山する人の世話をした人の呼び名( B )の組み合わせとして、正しいものはどれか。

①A.遥拝 ー B.御師
②A.遥拝 ー B.按司
③A.登拝 ー B.御師
④A.登拝 ー B.按司

[3]『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』の「沖ノ島」の説明として、正しいものはどれか。

①島内に宗像三女神を祀る3つの社殿がある
②朝鮮半島や中国大陸との交易の証拠が残る
③五穀豊穣を感謝して翌年の豊作を祈る場所であった
④九州最南端から南方約70kmの沖合に浮かぶ島である

解答とエンディング

解答 [1]④ [2]③ [3]②

いかがでしたでしょうか。
時代背景、宗教的な背景、この辺りは少し難しい用語が出てきますね。
ボリュームとしては少なめの記事で、ポイントも少なめになっていますので、この機会に覚えていきましょう。

また、ご紹介した世界遺産1件でしたので、練習問題に日本の世界遺産も出題しました。
日本の世界遺産に関する関連学習リンクも貼っておきます。
日本の遺産⑤富士山
日本の遺産⑮宗像・沖ノ島
続けていないとどうしても忘れてしまうので、時々思い出しながら学習を続けましょう。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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