文化遺産①リューカン・ノットデンの産業遺産

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

みなさま、あけましておめでとうございます。
本年も世界遺産検定試験合格目指して、学びましょう!

本日からは、産業遺産についてのパートに入ります。
ちょっととっつき難い印象を受けておりますが、これまでにない新しい世界遺産に会えると思います。

では、よろしくお願いします。

リューカン・ノットデンの産業遺産

ノルウェー王国
<文化遺産>
登録年:2015年
登録基準:(ⅱ)(ⅳ)
豊かな自然が生み出した合成肥料産業の一大拠点

ノルウェー南部に位置するリューカンとノットデンは、20世紀初頭に合成肥料の製造産業で発展した山間の産業都市です。
ヘッダール湖とヴェストフィヨール谷周辺に形成された産業景観を保護するため、世界遺産に登録されました。
山岳や滝、渓谷といった豊かな自然の中に水力発電所や工場、交通インフラを含む産業遺産が溶け込んだ独特の景観をしめしています。

リューカンとノットデンは約80km隔たった2つの企業城下町です。
世界遺産に登録されている範囲は、その2つの町を含むヘッダール湖とメース湖を繋ぐ渓谷沿い93kmの細長いひとまとまりの地域を対象としています。

20世紀のはじめ、人口が増大した西洋世界では農業生産の需要が増大していました。
ヨーロッパでは、トマス・ロバート・マルサスが『人口論』を著した後、来るべき人口増加に備えた農業生産力の向上を目指した研究が進められていました。

ノルウェーのオスロに本社を置くノシュク・ハイドロ社は、*空気から窒素を固定する合成肥料の製造方法を確立しました。
そして、製造過程で必要となる膨大な電力を得るための水力発電所も建造しました。

*空気から窒素を固定する合成肥料:空気中に存在する窒素分子を窒素化合物に変え、合成肥料にしたもの。

最初はノットデンに、次いでリューカンに工場や発電所が送られ、豊富な水量を誇るノルウェー山間部の水力発電所は合成肥料の製造を大いに促進することとなりました。

当時ヨーロッパで最大だったスウェルグフォス水力発電所やダムに加え、肥料運搬のための鉄道やフェリー航路、そして労働者が暮らす企業都市が整備され、今日見ることのできる産業景観が形成されました。

豊かな自然環境に囲まれ、施設群の多くが良い状態で保存されており、合成肥料産業の生産から輸出までの全体をうかがいしることができる産業遺産です。

ノシュク・ハイドロ社は現在、世界で屈指のアルミニウム生産企業であり、その水力技術部門はノットデンで稼働を続けている。

練習問題

[1]次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
20世紀のはじめ、人口が増大した西洋世界では農業生産の需要が増大した。空気から窒素を固定する合成肥料の製造方法を確立した(    )は、製造過程で必要となる膨大な電力を得るための水力発電所も建造しました。

①オリベッティ社
②アベンティス ファーマ社
③ノシュク・ハイドロ社
④スタトイル社

解答とエンディング

解答 [1] ③

いかがでしたか。
農業産業の需要が拡大した時代ということですが、世界遺産としては全てを包括した遺産といったところですね。
日本の遺産では、石見銀山のようなイメージでしょうか。

本日は以上となります。
また明日もお待ちしています。

tomo

2級試験の受験は2021年の7月を目標にしています。
来年の7月といわず早く検定を受けたい方には、公式テキスト購入をお勧めしています。
くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

ランキングに参加しています
にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
にほんブログ村

世界遺産ランキング

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

世界遺産検定2級
氷河地形①ヨセミテ国立公園

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 ヨセミテ国立公園 アメリカ合衆国 <自然遺産> …

世界遺産検定2級
カルスト地形③ハ・ロン湾、他

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日もカルスト地形が作り出す景観の世界遺産です。 …

世界遺産検定2級
カルスト地形②プリトヴィツェ湖群国立公園

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日はクロアチア共和国にある世界遺産です。 紛争 …