
この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。
本日学習する絶滅危惧種も、有名なあの動物たちです。
コモドオオトカゲは、発見された時に恐竜の生き残りと思われたそうですが、納得です。
『四川省のジャイアントパンダ保護区』に関しては過去にも学習していますね。
パンダの全頭数のうち、この保護区に何%がいるか覚えていらっしゃいますか?
過去の学習リンクも貼っておきますが、今回は別の動物も登場します。
知床、陸海一体の生態系と生物多様性の価値
可愛い動物たちが目白押しです。
本日も楽しみながら学びましょう。
①コモド国立公園
インドネシア共和国
<自然遺産>
登録年:1991年
登録基準:(ⅶ)(ⅹ)
世界最大のトカゲが生息する島
『コモド国立公園』はインドネシアの国立公園のひとつです。
インドネシア共和国の南東部にあるコモド島、フロレンス島などを含む小スンダ列島などの、173.5km2の面積を有しています。
世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)の生息地です。
コモドオオトカゲは体長が2〜3mで、体重は100kgを超えることもあるそうです。
コモドオオトカゲはコモド島と近隣の島々に分布しています。
周辺の海は潮の流れが激しく外界から隔絶された生態系を育み、コモドオオトカゲも今に生き延びることができたといわれています。
コモドオオトカゲは皮を目的に乱獲されたことで生息数が激減してしまいました。
現在は絶滅危惧種に指定されています。
またコモド国立公園は海洋生物の保護区でもあります。
白砂のビーチ周辺の海では美しいサンゴ礁を見ることができます。
②四川省のジャイアントパンダ保護区群
中華人民共和国
<自然遺産>
登録年:2006年
登録基準:(ⅹ)
世界のジャイアントパンダの30%以上が生息
中国四川省の7つの自然保護区と9つの風景保存区がジャイアントパンダ保護区群として自然遺産に登録されています。
登録地域の中心となる臥龍保護区内には、世界で唯一のパンダの研究所である「ジャイアントパンダ保護研究センター」が設立されました。
ジャイアントパンダは中国の「国宝」ともされています。
しかし、森林伐採や密猟の影響で野生パンダの頭数が大幅に減少しました。
現在はIUCNのレッドリストに絶滅危惧種(危急種)として記載されています。
この保護区には、全頭数の30%にあたる約500頭のジャイアントパンダのほか、*レッサーパンダ、ユキヒョウ、*ウンピョウなどの絶滅危惧種が生息しています。
また植生も豊かで、1,000属以上5,000〜6,000種の植物もみられます。
*レッサーパンダ:ネコ目レッサーパンダ科の哺乳類。中国南部からネパール、ミャンマーの森林に生息する。
*ウンピョウ:東南アジアの森林に分布するネコ科の哺乳類。体長は0.6〜1m
③練習問題
[1]『コモド国立公園』に関する、次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
インドネシア共和国の南東部にある『コモド国立公園』は、コモド島やフロレンス島といった( )の島々からなる、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)の生息地である。
①アリューシャン列島
②クック諸島
③小スンダ列島
④ガラパゴス諸島
④解答とエンディング
いかがでしたでしょうか。
画像を検索していたら、どの生き物も本当に可愛らしいなと思って、ずっと眺めてしましました。
さて、2級の学習テーマにそった記事は明日で最後になります。
おたのしみに!
tomo
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