商業・交易・貿易②グラン・プラス、リヴァプール

世界遺産検定2級
1

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日は、ベルギーと、英国の世界遺産2件です。
ブリュッセルのグラン・プラスは、画像をみているだけでも中世の建造物の中にフラワーカーペットというともに物が多かったです。
反対に、リヴァプールは歴史的な建造物と並んだモダンな景観が目を惹きますが、なんと危機遺産になってしまった理由はそれもあるのかな。

では、本日もよろしくお願いします。

①ブリュッセルのグラン・プラス

Googleマップより

ベルギー王国
<文化遺産>
登録年:1998年
登録基準:(ⅱ)(ⅳ)
ヴクトル・ユゴーが称えた「世界一豪華な広場」

グラン・プラスは、ブリュッセルの中心にある、中世の建物に囲まれた石畳の広場です。
ブリュッセルはケルンとフランドル地方を結ぶ交通の要塞として12世紀頃から発展しました。
13〜14世紀には*ギルドも出現し、街の中心であった大広場グラン・プラスの周辺にはさまざまな職人や商人のギルドハウスが立ち並びました。

*ギルド:11〜12世紀頃からヨーロッパ諸侯工業者間で結成された職業別組合。

グラン・プラスは、1695年までは木造の建物が中心の街でありました。
1695年、ルイ14世の命を受けてフランス軍が侵攻してきました。
その際にブリュッセルは、激しい砲撃で多くの建造物を焼失してしまいました。

しかしその後、ギルドの人々の努力によって、街ははわずか4年で再建されたそうです。
新たなギルドハウスはそれまでの木造ではなく、バロック様式などを取り入れた石造りへ変更されました。

現在、広場では花市や小鳥市のほか、野外コンサートも開催されます。
特に2年に一度偶数年に開催される夏の祭典フラワーカーペットが観光客にも人気です。

②リヴァプール海商都市

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)/危機遺産
<文化遺産>
登録年:1998年
登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)
大英帝国の繁栄を支えた街

リヴァプールは、18世紀に三角貿易の拠点となり、大英帝国の絶頂期を支えた港湾都市です。
さまざまな港湾施設や造船所、桟橋などが建てられ、ヘッド桟橋地域(ピア・ヘッド)やスタンレー造船管理区など6地区が世界遺産に登録されています。

【対象物件】
・ピア・ヘッド
・アルバート・ドック
・スタンリー・ドック保存地域
・キャッスル・ストリート保存地域
・ウィリアム・ブラウン・ストリート保存地域
・ロープウォークス

19世紀半ばに開設したアルバート造船地区には、世界で最初の耐火性の倉庫があります。
2012年、ウォーターフロント計画が歴史的な街の景観を損なうとして、危機遺産リストに記載されました。

リヴァプールが海商都市として栄えた歴史は17世紀にまで遡ります。
この頃にリヴァプールを玄関口として北米との貿易が成功し、多くの商業が発展しました。
18世紀に入ると海外から小麦など多くの原料を輸入し、その後に加工された商品を輸出することで貿易産業の絶頂期を迎えることとなりました。

しかし、繁栄と同時にその発展の裏には、産物と黒人奴隷を取引する"三角貿易"を盛んに行っていたという歴史があります。
市庁舎の壁には砂糖や綿などリヴァプールの貿易産業を盛んにした産物の彫刻と共に、黒人奴隷の彫刻も見られるそうです。

③練習問題

[1]『ブリュッセルのグラン・プラス』に関する次の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
ブリュッセルには13〜14世紀に職人や商人の職業別組合である(   )が出現し、街の中心にあるグラン・プラスの周辺には各組合の集会所などが立ち並びました。

①ハンザ
②ギルド
③コムーネ
④ツォルフェライン

[2]次の3つの説明文から推測される世界遺産として、正しいものはどれか。
ー18世紀に三角貿易の拠点となり、大英帝国の絶頂期を支えた港湾都市である
ーヘッド桟橋地域(ピア・ヘッド)やスタンレー造船管理区など6地区が世界遺産に登録されている
ーアルバート造船地区には、世界で最初の耐火性の倉庫がある

①ベルゲンのブリッゲン地区
②植民都市サント・ドミンゴ
③マカオの歴史地区
④リヴァプール海商都市

④解答とエンディング

解答 [1]② [2]④

いかがでしたでしょうか。
本日の記事に関して、それぞれの歴史背景を深ぼるには、やや内容が薄いことは否めません。
正直自分で書いておきながら私も、歴史の理解には余り至っておりません(汗)
ただ、このブログは、検定合格を目指すという視点で書いていますので、必要なポイントを押さえながら読んでいただけるとありがたいです。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

2級試験の受験は2021年の7月を目標にしています。
来年の7月といわず早く検定を受けたい方には、公式テキスト購入をお勧めしています。
くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

ランキングに参加しています
にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ
にほんブログ村

世界遺産ランキング

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

世界遺産検定2級
氷河地形①ヨセミテ国立公園

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 ヨセミテ国立公園 アメリカ合衆国 <自然遺産> …

世界遺産検定2級
カルスト地形③ハ・ロン湾、他

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日もカルスト地形が作り出す景観の世界遺産です。 …

世界遺産検定2級
カルスト地形②プリトヴィツェ湖群国立公園

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。 本日はクロアチア共和国にある世界遺産です。 紛争 …