地球の歴史を物語る山脈

本日は、世界の山脈や国立公園が登録された世界遺産です。

地球の歴史を垣間見ることができる山脈には高く切り立った山々や氷河が残る場所があります。
そして地球の歴史の中で形成されてきた標高の高い山や渓谷は、多くの大陸の様々な場所で見ることができます。
本日は、アメリカ大陸とヨーロッパの山脈から3つの山脈について学びたいと思います。

①カナディアン・ロッキー山脈国立公園(カナダ)

登録年:1984年/1990年範囲拡大
登録基準:(ⅶ)(ⅷ)
氷河の侵食が生んだ峻峰

カナディアン・ロッキーは、、北アメリカ大陸西部を北西から南東に走るロッキー山脈のカナダ側、2200kmにわたる山岳地帯である。
約6000万年前の増産活動により誕生し、氷河の侵食を受けて現在の険しい姿となった。

公園内にはルイーズ湖や、ペイトー湖などの氷河湖、北米最大の表現であり、ジャスパー国立公園内にあるコロンビア大氷原など、様々な氷河地形が点在する。

低山から高山帯までの様々な植物が自生し、山ろくの針葉樹林の森にはグリズリーやピューマ、山岳地帯ではシロイワヤギなどの希少な野生動物が生息している。

また、ヨーホー国立公園内の*バージェス頁岩(けつがん)と呼ばれる地層からは、三葉虫やアノマロカリス、ハルキゲニアなどの5億年以上前の化石が多数発見され、カンブリア紀を中心とした古代生物の多様性を示すバージェス動物群を構成している。
いずれも原生生物にはみられない特異な外観をもつ。

*バージェス頁岩:頁岩とは、堆積岩(たいせきがん)の一種。水中に堆積した泥が固まってできるため、生物の化石が見つかることが多い。1909年に発見されたバージェス頁岩は、古代海生生物の多様性を知る上で重要視されている。

バンフ国立公園ウィ含む、ジャスパー、ヨーホー、クートネーの4つの国立公園とロブソン山、アシニボイン山、ハンバー山の3つの州立公園が制定され、その全てが世界遺産登録されている。

②ユングフラウ–アレッチュのスイス・アルプス(スイス連邦)

登録年:2001年/2007年範囲拡大
登録基準:(ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)
スイス初の自然遺産登録地域

スイス南西部のアルプス山脈北部はベルナー・アルプスと呼ばれ、ユングフラウ山を中心に820㎢に渡り4000m級の山々が連なる山岳地帯である。
現在の絶壁は、4000万〜2000万年前に形成された山々が氷河期に氷河に侵食されて形成されたものである。

数ある氷河地形の中でも、アレッチュ氷河はアルプス最大の氷河で、全長は23kmになる。

世界屈指の観光地でありながら、土地の9割以上が自然の状態に保たれ、動植物も多数生育している。
近年では、観光客向けの登山鉄道も発達している。

③ピレネー山脈のペルデュ山(スペインおよびフランス共和国)

登録年:1997年/1999年範囲拡大
登録基準:(ⅲ)(ⅳ)(ⅴ)(ⅶ)(ⅷ)「複合遺産」
ヨーロッパ最大の石灰岩の山

ピレネー山脈は、ユーラシア大陸西端部のイベリア半島の付け根付近をほぼ東西方向に走る、フランスとスペインの国境に位置する長さ約430kmの褶曲山脈である。

ピレネー山脈の中央にそびえるペルデュ山の標高は3352m、石灰岩の山としてはヨーロッパ最高峰で、スペイン側にはヨーロッパ最大かつ、最深の2つの渓谷がある。

また、スペイン・アイベックスやピレネーグマなどの希少な野生動物が生息する。
スペイン側においては、現在では珍しくなった放牧が行われており、山岳地域の伝統的生活様式が残る点なども評価され、複合遺産として登録されている。

④本日の練習問題

世界遺産検定3級の過去問題からの出題です

[1]『カナディアン・ロッキー山脈国立公園』に含まれる場所として正しくないものはどれか

①ルイーズ湖
②アレッチュ氷河
③コロンビア大氷河
④バンフ国立公園

◆山岳地帯にある自然遺産に関する次の文章を読んで、以下の問いに答えなさい
ダイナミックな自然の力が形成した景観をもつ山岳地帯がある。『白神山地』は急速な造山運動によって生まれた山岳地帯で、現在でも隆起が続いている。4000m級の山々が連なる『ユングフラウ–( 3 )のスイス・アルプス』は氷河によって削られた険しい地形がみられる。

[2]下線部『白神山地』でみられる日本固有種の動物として、正しいものはどれか

①ミヤマビャクシン
②アオモリマンテマ
③ガジュマル
④ブルーポピー

[3]空欄( 3 )に当てはまるアルプス最大の氷河の名称として、正しいものはどれか

①コロンビア
②ネーロイ
③ウプサラ
④アレッチュ

以下 、回答です。

[1] ② [2] ② [3] ④

『白神山地』についての学習はこちら

いかがでしたか?
雪をまとった山の風景って素敵です。特に青空には映えますね。
私の中では、山の麓での営みというと、「アルプスの少女ハイジ」のイメージが強いですが、ピレネー山脈の山岳地域の伝統的な生活ってどのようなものなのでしょうね。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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