地中海世界の形成(オリエント)(ペルセポリス・ビブロス)

本日の世界遺産は地中海沿岸にある世界遺産です。
はじめに学ぶ『ペルセポリス』は、世界史が苦手な方には、少し難解かもしれません。
私は、テキストを読んでいても頭は???でした。
解説を多めに入れながら学んでいきたいと思います。

『フェニキア都市ビブロス』はアルファベットの起源というところに着目していただければ良いかと思います。

①ペルセポリス(イラン・イスラム共和国)

登録年:1979年
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)(ⅵ)
アケメネス朝ペルシア全盛期に創建

ペルセポリスは、*古代オリエントを初めて統一した*アケメネス朝ペルシア全盛期の紀元前518年に、3代皇帝ダレイオス1世が、建設を開始した都市である。

*古代オリエント:現在の中東地域に興った古代文明。これには、古代エジプト、古代メソポタミア(現在のイラクやシリア)、古代ペルシア(現在のイランやアフガニスタン)などが含まれる。

*アケメネス朝:古代オリエントに存在した王朝・帝国・遊牧国家。アケメネス朝の名称は、この家祖であるアケメネスに由来。
*ペルシア:現在のイランを表す古名。

長編約450m、短編約300mの敷地には、朝貢(ちょうこう)使節団を迎えるアパダナ(謁見の間)や玉座殿、タチャラと呼ばれるダレイオス1世の宮殿など、壮大な建築群が建ち並んでいた。
これらの建物は全て四角形で、直角をモチーフにして設計するペルシア建築の特徴が表れている。

また、随所に精緻(せいち)なレリーフ(浮き彫り)がみられる、玉座殿の入り口には、古代ペルシア人の民族宗教であるゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーのレリーフがある。

ペルセポリスは宗教儀礼の場として、毎年春分の日に行われた「新年の大祭」では、帝国内の属州などの使節が献上品を持参して、王と接見したといわれている。

アケメネス朝は、「*王の道」と呼ばれる国道を建設し、*駅伝制をを整備した。
ペルセポリスにはこの「王の道」を利用して、帝国中からレバノン杉や黄金、銀、象牙などが運びこまれた。

*王の道:王都のスーサから小アジアのサルディスまでの2700kmにおよぶ国王。20~30kmごとに、111の宿駅が設けられ、馬や食料が備えられていた。宿ごとに待機した郵便夫が書状をリレー方式で中継し、スサからサルデスまで6日~8日で伝えた(普通人は3ヶ月かかった)
*駅伝制:古代中国やモンゴル帝国、オリエントで発達した交通システム。

しかし、その繁栄も前330年にアレクサンドロス大王に滅ぼされることで終わり、ペルセポリスも炎上して廃墟となった。本格的な発掘調査が始まり当時の様子が明らかになったのは、20世紀に入ってからである。

ペルセポリスのおもな建造物

アパダナ:110m四方の敷地をもつペルセポリス最大級の宮殿。高さ20mの柱が72本あったが、現在は十数本残るのみ。

王座殿:国事用の宮殿。

クセルクセス門:高さ16mを超える巨大な門。天井と土壁で覆われた通路状の建造物であった。

 

英語で読む世界遺産

Persepolis is an extensive archaeological site of the former Persian capital of the Achaemenid Empire.
All buildings feature a square contour, the characteristic right-angle motif of Persian architecture.
Numerous elaborated reliefs can still be found in these building.

 

ペルシア戦争

前500年、アケメネス朝支配下にあったギリシャ人植民市が反乱を起こした。
アケメネス朝は反乱を鎮圧し、ペルシア戦争が始まった。
ペルシア軍の度重なる攻撃に対し、アテネを中心としたギリシャ連合軍は防衛し、前449年ギリシャの勝利に終わった。

②フェニキア都市ビブロス(レバノン共和国)

登録年:1984年
登録基準:(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)
アルファベットのルーツ

地中海沿岸のビブロスは、約5000年前ごろから海上交易で活躍していたフェニキア人の港町として発展した。

1922年、ビブロスの遺跡からアルファベットの起源とされる*ェニキア文字が刻まれた碑文が発見された。
フェニキア文字は、前8世紀にキプロスを経由してギリシャに伝わり、その後、ヨーロッパの文字として広がった。

*フェニキア文字:最古の表現文字であるカナーン文字が改良された文字

当時、ビブロスからエーゲ海地域へエジプト産の紙(パピルス)が輸入されていたてめ、ギリシャ人たちは紙のことを「ビブロス」と読んでいたという。
やがてビブロスは紙から書物を意味するようになり、「バイブル(聖書)」の語源にもなった。

③本日の練習問題

世界遺産検定3級の過去問題からの出題です

[1]『ペルセポリス』に関する以下の文中の語句で、正しくないものはどれか
『ペルセポリス』は、(①アケメネス朝ペルシア)の全盛期に、(②ダレイオス1世)が建設を開始した都市である。玉座殿の入り口には、(③ユダヤ教)の最高神のレリーフがある。ペルセポリスは、(④宗教儀礼の場)として使われていたと考えられている。

①アケメネス朝ペルシア
②ダレイオス1世
③ユダヤ教
④宗教儀礼の場

[2]「聖書(バイブル)」の語源となった「ビブロス」が世界遺産に登録されている。都市遺跡ビブロスで発見された碑文に刻まれていた文字で、アルファベットの起源とされるものとして、正しいものはどれか

①ヘブライ文字
②フェニキア文字
③楔形文字
④ヒエログリフ

以下回答です

[1] ③ [2] ②

いかがでしたか。

やはり、少し難しいですね。日本史ですら理解の乏しい私にとって、このピンポイントな世界史は難解です。
検定の問題となると苦手な世界遺産かもしれません。
もう少し、地中海沿岸の歴史について知る必要があるかもしれませんが、地中海沿岸では、本日のオリエント以外に、エジプトとギリシャに分けて学習します。
まとめて、広く浅く記憶にとどめていただけると良いかと思います。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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