カトリック、プロテスタント④最後の晩餐、他

世界遺産検定2級
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この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日学習する世界遺産は3件
◆ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』
◆モン・サン・ミシェルとその湾
◆ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会

私も訪れたことのある世界遺産が含まれています。
モン・サン・ミシェルは世界遺産に興味を持つ前に訪れた場所でしたが、また改めて見にいきたいなと思っています。

前置きはこのくらいで。
2級学習の中では、多くを問われることはなさそうですので、ポイントを確認しながら読み進めていただければ良さそうです。
本日もよろしくお願いします。

①ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』

イタリア共和国
<文化遺産>
登録年:1980年
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)
ドミニコ会修道院の食堂を飾った「最後の晩餐」

『最後の晩餐』は、聖書の有名な場面を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの壁画作品です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの唯一の壁画作品である『最後の晩餐』は15世紀半ばに建造されたドミニコ会の修道院の食堂壁画に残されています。

ゴシック様式の修道院は、15世紀にブランチによってルネサンス様式のクーポラと後陣が増築されています。
第二次世界大戦で修道院の一部が破壊された影響で、『最後の晩餐』も損傷を受けましたが、その後修復されました。

 

『最後の晩餐』
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。
キリスト教の新約聖書のうちマタイによる福音書第26章やヨハネによる福音書第13章等に記されているイエス・キリストと12使徒による最後の晩餐を題材としたもので、「12使徒の中の一人が私を裏切る」とキリストが予言した時の情景が描かれている。
絵は、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれたもので、420 x 910 cm。
レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。
ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つであるが、フレスコ技法ではなく、乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや所在する環境から最も損傷が激しい絵画としても知られている。
また、遅筆で有名なレオナルドが、3年という彼にしては速いペースで仕上げた。

②モン・サン・ミシェルとその湾

フランス共和国
<文化遺産>
登録年:1979年/2007、2018年範囲変更
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)(ⅵ)

「モン・サン・ミシェル」はフランス北西部のモン・サン・ミシェル湾に浮かぶ修道院の島です。
「聖ミカエルの山」と崇められています。

708年、司教のオベールが、大天使ミカエルの啓示に従い岩山に聖堂を建てました。
すると岩山は一夜にして海に囲まれた島になったと伝えられています。

ベネディクト会の修道院が創建された10世紀以降、数世紀にわたる増改築が繰り返され、中世の多様な建築様式が混在した現在の姿となりました。

世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としても登録されています。

建築物
主要部はゴシック様式。
内部はさまざまな中世の建築方式が混ざり合って構成されている。
教会堂はカロリング期の様式で、身廊はノルマン様式(11~12世紀)。
百年戦争後の1421年に破壊されたロマネスク様式の内陣はフランボワイアン・ゴシック様式(15世紀半ば~16世紀初頭)として再建された。
これら周囲を13世紀の重層構造の修道院建築と13~15世紀の軍事施設が取り囲んでいる。
ゴシック・リヴァイヴァル建築の鐘楼と尖塔は1897年に完成し、その上に奉られた剣と秤を持つ金のミカエル像は彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作された。
深層部からは、岩山の上に幾層にもわたり建造され続けた建築遺構も残る。

③ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会

ポーランド共和国
<文化遺産>
登録年:2001年
登録基準:(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)

『ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群』は、ポーランドのドルヌィ・シロンスク県にあるヨーロッパ最大の木造宗教建築物です。

ポーランド南西部のシレジア地方は、カトリック教徒のハプスブルク家の支配下にありました。
しかし、ヤヴォルとシフィドニツァは、30年戦争に後も例外的にプロテスタントの教会の建築が許されました。

砦として使われることのないように、石造りではなく木と土の伝統的な技法によって建造されました。
清貧を旨とするプロテスタントの教会でありながらカトリック的な壮麗さを併せ持ちます。
その歴史的な背景から平和教会と呼ばれています。

*三十年戦争:1618〜48。ドイツを中心に起きた宗教戦争。神聖ローマ帝国内での新旧両派諸候間の宗教対立から始まった。

④練習問題

[1]以下の文中の空欄に当てはまる語句として、正しいものはどれか。
レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画作品『最後の晩餐』は、(  )の食堂壁面に描かれていて、不動産の一部として世界遺産にも登録されている。

①シトー会の修道院
②ドミニコ会の修道院
③キリスト騎士団の修道院
④リラの修道院

[2]『ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会」に関して、例外的に教会の建築が許されたという平和教会が、石造ではなく木造で建設された理由として、正しいものはどれか。

①後に容易に増築を行えるように
②砦として使われることのないように
③建造するための人員が確保できなかった
④すぐに取り壊せるように

⑤解答とエンディング

解答 [1]② [2]②

いかがでしたでしょうか。
本日はややボリュームの少ない内容となっています。
『モン・サン・ミシェルとその湾』については、過去の学習記事のリンクを貼っておきます。
海に囲まれた遺産(厳島神社・モンサンミッシェル)

昨年のイタリアの旅行で、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を、念願叶って見ることができました。
観光の繁忙期は外していたので、思ったよりゆっくり見ることが出来ました。

今は海外に旅行に行くこともままならない状況ですが、今のうちに沢山の世界遺産を知って、沢山の旅行の計画を練っておきたいなと思う今日この頃です。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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