文化の多様性④ナン・マトール、他

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。
2級試験の受験は2011年の7月を目標にしています。
来年の7月といわず、早く検定を受けたい方には、公式テキスト購入をお勧めします。
くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>

本日も3つの世界遺産を学習します。
私は全て初めて聞く遺産です。
皆様はいかがでしょうか?ご存知のものはあるでしょうか?

◆ナン・マトール:ミクロネシア東部の儀礼的中心地
◆カスビのブガンダ王国の王墓
◆首長ロイ・マタの旧所領

では本日もよろしくおねがいします。

①ナン・マトール:ミクロネシア東部の儀礼的中心地

ミクロネシア連邦/危機遺産
<文化遺産>
登録年:2016年/2016年危機遺産登録
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)
海に浮かぶ儀礼の中心地

ナン・マトール遺跡は、ミクロネシア連邦のポンペイ島何東岸に浮かぶ、サンゴ礁の上に築かれた100以上の人工島群です。
人工島は玄武岩の枠の内側をサンゴや砂で埋めて造ったもので、互いに水路で隔てられています。

人工島が築かれ始めたのは西暦500年頃と見られていますが、サウデルール朝が成立した1000年頃から建設が本格化しました。
特に盛期を迎えた1200年頃から1500年頃にかけ、儀礼の中心地として石造りの宮殿や寺院、墓地、住居が築かれました。

その考古遺跡の規模はオセアニア最大とさえいわれています。
構築技法やスケールの大きさからは、高度な社会体制や宗教性が伝わるものの、まだ多くの謎も残っています。

ミクロネシア連邦初の世界文化遺産となりましたが、マングローブの繁茂や構築物の損傷度合いの大きさなどから、世界遺産登録と同時に危機遺産リストにも記載されました。

②カスビのブガンダ王国の王墓

ウガンダ共和国/危機遺産
<文化遺産>
登録年:2001年/2010年危機遺産登録
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)

ウガンダ中南部カンパラ市内のカスビの丘にはブガンダ王国歴代王の墓が、30haほどの広さ丘陵に展開しています。
世界遺産の登録対象は、カスビの丘の頂上にある旧宮殿を中心とする約27haで、丘の斜面の農業地域なども対象としています。

丘陵周辺は伝統的農法で耕作される農地となっていますが、1882年に丘の頂上にブガンダのカバカス王宮が建立されました。
1884年の王の死後からは王墓として使用され、その遺構が王宮跡として残っています。
4名の王が葬られたドーム型のムジブ・アザーラ・ムパンガは、木材のワラ、アシ、土壁による自然素材の傑作です。

王墓にまつわる信仰や精神性などの無形のものにも重要な価値があるとされます。
2010年3月に原因不明の火事によりその大部分が焼失し、危機遺産リストに登録されました。

消失まえの写真(Wikipediaより引用)

③首長ロイ・マタの旧所領

バヌアツ共和国/文化的景観
<文化遺産>
登録年:2008年
登録基準:(ⅲ)(ⅴ)(ⅵ)

『首長ロイ・マタの旧所領』は、南太平洋のバヌアツにある世界遺産です。
バヌアツの口承物語で語り継がれてきた伝説的な首長であるロイ・マタの領地だった場所のうち、特にその生涯にゆかりのある象徴的な史跡群と、その伝説に結びついた景観が登録されています。
これらは首都ポートビラのあるエファテ島と、その北東に浮かぶ2つの小島の3つの島々にまたがっています。

ロイ・マタは17世紀初頭の伝説的な首長で、バヌアツのエファテ島周辺の島々を支配していました。
諸部族を平和的に統一し社会変革を実行されたと言われていおり、現在もバヌアツの人々の精神的な支えとなっています。

世界遺産には、ロイ・マタの住居跡、臨終の地と伝わるフェルス洞窟、埋葬されたアルトク島などの遺跡が登録されています。
また、3つの島にまたがっているため、緩衝地域には、ロイ・マタにゆかりのある名所のほか、海域も含まれています。

ロイ・マタの邸宅はエファテ島の海沿いの一角に残る遺構で、石の壁などが残っています。
ロイ・マタが亡くなった跡、17世紀初頭頃に放棄されてしまったと考えられています。

フェルス洞窟は、レレパ島にある高さ35 m、幅52m、奥行き47mの洞穴です。
洞窟内の壁には彩色された岩絵や岩刻画が残されており、ロイ・マタの時代の絵であることが明らかになっています。

フェルス洞窟(Wikipediaより引用)

アルトク島はロイ・マタの墓があると伝えられてきた島で、島そのものが先住民にとっては禁忌の土地とされてきました。
居住はもちろん立ち入ることも忌避してきたため、島には稀少な植物種なども残されています。

④練習問題

[1]『ナン・マトール:ミクロネシア東部の儀礼的中心地』に関する次の文中の空欄に当てはまる王朝名として、正しいものはどれか。
ナン・マトール遺跡は、100以上の人工島からなる。(   )王朝の儀礼の中心地として、1200〜1500年頃に石造りの宮殿や寺院、住居が築かれた。

①サウデルール
②マムルーク
③メロヴィング
④アユタヤ

[2]『カスビのブガンダ王国の王墓』に関して、原因不明の火事で大部分が焼失した、4名の王が葬られた王墓として、正しいものはどれか。

①トリ・ヒタ・カナラ
②クリフ・パレス
③ムジブ・アザーラ・ムパンガ
④アウグスタ・エメリタ

[3]南太平洋の3つの島々にまたがる、伝説の首長ゆかりの史跡群とその伝説に基づいた景観が世界遺産に登録されている。この首長として正しいものはどれか。

①シャルルマーニュ
②チンギス・ハン
③ロイ・マタ
④シュトルーヴェ

⑤解答とエンディング

解答 [1]① [2]③ [3]③

いかがでしたでしょうか。
あまり耳な字のない言葉が多出で、なかなか覚えづらい遺産ばかりですね。
しかもですね、公式テキストと他の資料と微妙に訳し方が違ってたりします。
このブログは世界遺産検定取得を軸に構成していますので、公式テキストに合わせています。

ですので、まずは世界遺産名と赤文字を中心に記憶というとこでしょうか。
私も記憶は苦手です…頑張りましょう。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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