文化交流(法隆寺・サマルカンド)

本日も奈良の世界遺産です。そして海外からは、ウズベキスタン共和国の『文化交差路サマルカンド』です。

ウズベキスタン共和国は、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和国で、北と西にカザフスタン、南にトルクメニスタンとアフガニスタン、東でタジキスタン、キルギスと接しています。

聞くところによると、治安も良く人々も優しいとのことで、近いうちに訪問してみたい国の一つです。

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法隆寺・法起寺については画像の素材入手が困難なため、地図を使った3Dの写真を使用してみました。思ったよりもイメージしやすくなってこれは今後も使えそうです。

①法隆寺地域の仏教建造物群(奈良県)

登録年:1993年
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)
大陸の文化を伝える最古の木造建築群

奈良県生駒郡斑鳩長にある法隆寺地域の仏教建造物群は、7〜8世紀にかけて作られた現存する最古の木造建築群である。
日本で最初の世界遺産のひとつとして、法隆寺にある建造物と法起寺の三重塔の計48棟が登録範囲に含まれる。
世界最古級の木造建築は11棟を数える。

斑鳩では7世紀前半に仏教を中心とする飛鳥文化が花開いた。この文化は南北朝時代の中国や、百済・高句麗といった朝鮮半島から強く影響を受けたもので、一連の建造物群の様式からもその傾向がわかる。

法隆寺は、607年に厩戸王(聖徳太子)と推古天皇が建立した若草伽藍(斑鳩寺)を起源とする。670年に落雷で焼失したが、8世紀初頭に再建された。
西院伽藍には現存する世界最古の木造建造物である金堂や、8世紀に完成した五重塔が立ち並び、回廊によって囲まれている。

この切ろうなどの円柱は、古代ギリシャ建築などで用いられたエンタシスと呼ばれる中央が膨らんだ形になっている。

東院伽藍には回廊の中央に八角形状の夢殿(ゆめどの)があり、厩戸王を模して作られたと伝わる秘仏の救世観音立像(くせかんのんりつぞう)が収められている。

 

法起寺は、厩戸王の遺言で建てられた寺を起源とし、7世紀に創建された。
16世紀末の戦乱で焼失されたため、創建時の姿で残されているのは三重塔のみ。三重塔は706年の完成とされ、日本最古の三重塔である。世界最古の木造の塔とされていたが、近年の研究では法隆寺五重塔の方が着工が早かったと考えられている。

忍冬唐草紋様(にんどうからくさもんよう)

花や葉がついたつるが絡み合って連続する文様。エジプトやアッシリアを起源とし、ギリシャ、ペルシア、中国西域に伝わった。日本には仏教美術として中国からもたらされ、法隆寺所蔵の玉虫厨子(たまむしのずし)などで目にすることができる。(玉虫厨子について

②英語で読む世界遺産

Horyu-ji temple and Hoki-ji temple have a profound connection to Umayado-Oh who is known as Prince Shotoku.
The Buddhist monuments of these temples are the oldest wooden structures in existence in the world.
They were built between the 7th and 8th centuries.

 

③文化交差路サマルカンド(ウズベキスタン共和国)

登録年:2001年
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)
シルクロードに栄えた東西交通の要衝

サマルカンドは、前7世紀から知られる中央アジア最古の都市である。
シルク・ロードのほぼ中央に位置するオアシス都市として栄え、アレクサンドロス大王や唐の高僧である玄裝(げんじょう)がその美しさをたたえた。

8世紀にイスラム化が進み13世紀初頭にホラズム・シャー朝の首都となったが、モンゴル帝国のチンギス・ハンによって破壊された。
1370年にティムール朝の首都として再考すると、世界各地から」学者や芸術家、職人が集められて壮麗なモスクやマドラサ(学院)が建設された。

建物はサマルカンド・ブルーと呼ばれる青色のタイルで彩られ、サマルカンドは「青の都」と呼ばれた。
しかし、16世紀にティムール朝が崩壊したことや、海運の発達によりシルク・ロードの重要性が低下したことで都市は衰えた。

アレクサンドロス大王:マケドニア王。東方遠征を行ってアケメネス朝ペルシアを撃破し、ギリシア、エジプト、西インドにまたがる大帝国を建設した。

ホラズム・シャー朝:セルジューク朝のトルコ人奴隷出身者が11世紀に築いたイスラム国家。

 

③本日の練習問題

世界遺産検定3級の過去問題からの出題です。2つ前までの世界遺産についても含んでいます。

[1]『法隆寺地域の仏教建造物群』の法隆寺西院伽藍にある、現存する最古の木造建築として正しいものはどれか

①正倉院正倉
②金堂
③南大門
④夢殿

◆寺社を含む遺産に関する次の文章を読んで、以下の問いに答えなさい。
日本の文化遺産は、神や仏への信仰をあらわす建造物が多く登録されている。(a)『法隆寺地域の仏教建造物群』は、仏教に対する聖徳太子の篤い信仰心をうかがわせるものである。
『古都奈良の文化財』に含まれる(b)東大寺などは、奈良時代の国家仏教の隆盛を今に伝えている。
(c)『古都京都の文化財』に含まれる社寺は、1200年にわたる歴史の中で焼失や破壊の憂き目にあいながらも、人々の努力により創建当初に近い姿で再建・保存されている。

[2]下線部(a)『法隆寺地域の仏教建造物群』に含まれる、日本最古の三重塔を持つ寺院として正しいものはどれか

①興福寺
②延暦寺
③仁和寺
④法起寺

[3]下線部(b)「東大寺」に関する説明として正しいものはどれか

①正倉院宝庫には推古天皇ゆかりの品々が納められている
②東大寺は唐の鑑真が来日して開いた
③大仏殿に安置されている大仏は「盧舎那仏」と呼ばれる
④世界最古の木造建築物である五重塔がある

[4]下線部(c)『古都京都の文化財』に含まれる寺院( A   )と建造した( B   )の組み合わせとして正しくないものはどれか

①A.清水寺 ー B.坂上田村麻呂
②A.教王護国寺(東寺) ー B.藤原清衡
③A.鹿苑寺(金閣寺) ー B.足利義満
④A.慈照寺(銀閣寺) ー B.足利義政

以下、回答です

[1] ② [2] ④ [3] ③ [4] ②

いかがでしたか?

本日は世界最古の木造建造物を持つ世界遺産でした。
奈良の観光というと、東大寺方面に行く方も多いと思われますが、時間があれば是非、法隆寺や法起寺にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
そういう私も法起寺にはなかなかいく機会がありませんが。

では、また明日もお待ちしています。

tomo

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2 comments

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