こんにちは!
インスタも見てくださってるんですか!ありがとうございます。
世界遺産は実際に見てみないとわからない面白さがありますね、笑
ちなみに、ややこしいんですが、”ワット・マハータート”って
同名の物がスコータイにもアユタヤにもあるんですよー。
アユタヤのワット・マハータートは有名で、木の根に絡まれた仏頭があったりする方です。
スコータイのワット・マハータートは物寂しい感じの仏塔が建つ方です。
ややこしいですよねー。
いつかスコータイにも行ってみたいです。
本日も引き続き仏教に関連する世界遺産です。
タイと韓国の世界遺産についての学習です。
この記事は、修正の上、更新しています
タイの『スコータイと周辺の歴史地区』に似た世界遺産に『古都アユタヤ』があります。
この記事の更新後、世界遺産に詳しい方のご指摘により、あらたに発覚したのですが、本日紹介する、世界遺産に含まれる寺院「ワット・マハータート」と同じ名前の建造物が、『古都アユタヤ』の遺産にも存在するそうです。
「ワット・マハータート」と検索すると画像が現れる、あの有名な”木の根の中に仏頭がある史跡”は『古都アユタヤ』の遺産なのだそうです。
これは、トリッキーです。というか、完全に勘違いしていました。
私の勘違いを訂正してくださった“世界遺産好きさん”のblogはこちら
世界遺産に興味がある方なら、既にご覧になったことがあるかもしれませんが、実際に沢山の世界遺産を訪問されていて、興味と知識の深まるオススメのblogです。
因みにスコータイ県はバンコクに近いアユタヤ県よりも北西に位置していて、『スコータイと周辺の歴史地区』では関連資産にスコータイ県の「スコータイ歴史公園」「シーサッチャナーライ歴史公園」カムペーンペット県の「カムペーンペット歴史公園」が含まれています。
学習の途中で出てきますが、スコータイ朝はアユタヤ朝に併合されるという歴史を辿ります。
何れにせよ、本日学習するのは『スコータイと周辺の歴史地区』です。
登録年:1991年
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)
タイ族初の王朝スコータイ朝
タイ族は元来、中国南西部の四川・雲南方面に居住していたが、徐々に南下し、13世紀にはモンゴル族の中国侵略にともなってインドシナ半島に定着していった。
タイ族は、先住民と同化しつつカンボジアのアンコール朝から自立、13世紀前半にスコータイ朝を建てた。
スコータイはタイ北部に位置する都の名称で、*パーリ語で「幸福の夜明け」を意味する。
*パーリ語:古代インドの言語で、上座部仏教の経典で使用されている
スコータイ朝の最盛期を築いた第3代のラームカムヘーン王は上座部仏教を国教とし、クメール(カンボジア)文字を改変してタイ文字を制定した。
しかし、その後の王朝は衰退し、1438年には同じタイ族の*アユタヤ朝に併合された。
*アユタヤ朝:1351〜1767年。タイ北部からチャオプラヤ川デルタに進出して繁栄したタイ族の王朝。
遺跡の中心となるのは三重の城壁に囲まれた都城で、遺跡内最古の建造物であるヒンドゥー教のほこらター・パー・デーン堂やスコータイ朝初代の王が建造したといわれる寺院ワット・マハータート、クメール風の仏塔が並ぶワット・シー・サワイなどの仏教寺院が残る。
また、城壁の外にも数多くの寺院の遺構があり、様々な仏像が発見されている。
なかでもワット・シー・チュムにある高さ14.7mの仏陀坐像「アチャナ仏」が有名であ
る。
これらの寺院や仏像は、クメールやシンハラ(スリランカ)、ミャンマーなどの文化を融合させたスコータイ独自のものである。
スコータイ郊外の都市遺跡シー・サッチャーナライと城塞都市カンペーン・ペットも、世界遺産に登録されている。
カンペーン・ペットは「ダイヤモンドの壁」という意味で、スコータイ朝最後の王がアユタヤ朝に臣従を誓った場所でもある。
いずれの遺産にも、スコータイ様式の建築がみられる。
(スコータイ様式と一般に呼ばれる仏像は、頭上に火炎状のものがとび出し,顔は全体に卵形で,眉毛が弓状をなし、伏し目で、鼻がオウムの口ばしのように,そして唇がうすく微笑をうかべている。)
現在、東南アジアの大陸部は上座部仏教の信仰が篤い地域である。
スコータイ朝に続くアユタヤ朝でも上座部仏教が篤く信仰され、それまで東南アジアの宗教の中心となっていたヒンドゥー教は、影を潜めることになった
登録年:1995年
登録基準:(ⅳ)(ⅵ)
モンゴル軍の退散を祈念して彫造
韓国南部の海印寺(へいんさ)には、『八萬大蔵経(はちまんだいぞうきょう)』の版木(はんぎ)8万枚以上が所蔵されている。
936年に朝鮮半島を統一した高麗王朝は仏教を篤く保護し、仏教経典の全集である大蔵経を版木で調造した。
現在に伝わる版木は1232年に彫り始められたもので、モンゴル軍の侵攻で焼失したが、モンゴル軍の退散と鎮護国家を祈念して復刻されたものである。
全部で81.258枚あるため、「八萬」の名前がつけられた。
版木の1枚の大きさは縦約24cm、横約69cm、厚さ3.8cmで、前面に漆が塗られている。
納められている板庫「蔵教板殿(チャンギョンバンジョン)」は東大寺正倉院と同じ校倉造り(あぜくらづくり)で、その床は木炭・石炭・塩を重ねた土間になっており、湿気が調節されている。
東西約150m、南北約300mにもおよぶ海印寺の名は、「華厳経(けごんきょう)」の中にある「海印三昧(かいいんざんまい)」に由来する。
これは、*衆生の悩みである波が消え、世界本来の姿が静かな海に映る悟りの境地を表している。
*衆生:命あるものすべて
[1]『スコータイと周辺の歴史地区』に関して、ワット・シー・チュムにある高さ14.7mの仏像として正しいものはどれか。
①遊行仏
②アチャナ仏
③盧舎那仏
④釈迦如来
[2]『「八萬大蔵経」版木所蔵の海印寺』に関して「八萬大蔵経」の版木が納められている「蔵教板殿」に用いられている建築の様式として正しいものはどれでしょうか
①権現造り
②寝殿造り
③書院造り
④校倉造り
[1] ② [3] ④
いかがでしたか?
タイは日本からの旅行先としても人気の場所ですので、スコータイにも訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
歴史を知ることで、成り立ちや時代の違いを感じながら史跡を巡ることができそうですね。
私自身は、スコータイとアユタヤ、実際に自分の目で見て見ないことには、史跡の見分けがつかないようなきがしています。
そしてもはや、この記事の画像が正しいものなのかも自身がなくなっています。
違ったらその都度更新していきますね。
明日からは、アジアでも、西の方の仏教とは違った宗教の世界遺産について学習したいと思います。
では次回もお待ちしています。
tomo
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Rev. 2019.02.01