アテネのアクロポリス

本日の世界遺産はギリシャにあるアクロポリスです。「パルテノン神殿」というと聞いたことのある人が多いのではないでしょうか。 私にとってギリシアは子供の頃から憧れの地であり、今もなお憧れのまま足を踏み入れていない場所の1つです。

以前ご紹介した「メテオラの修道院群」もギリシャの世界遺産でしたが、アクロポリスは、またそれとは違った神話の世界を感じることのできる遺産となっています。

①基本情報

ギリシャ共和国 『アテネのアクロポリス』
登録年数は1987年
登録基準は①②③④⑥の文化遺産
世界の文化に影響を与えた古代ギリシャの建築の価値

②基礎知識

アクロポリスは、「高い丘の上の都市」を意味し、古代ギリシャを代表する都市国家である。 アテネという地名は、女神アテナに由来する。
アテナは、オリンポス12神の一神で、最高神ゼウスの頭から生まれたとされる。知恵と芸術、戦いの神。

ギリシャ神話によれば、この地方の守護神の座を巡り、海の神ポセイドンと、知恵と戦いの神アテネが争いを起こした。市民に喜ばれる贈り物をした方が守護神の座につくこととなり、ポセイドンは三又の矛で岩を打ち海水の泉を湧出させました。それに対しアテナは大地に杖をついてオリーヴの樹を芽生えさせた。人々は、飲むことのできない海水(塩水)の泉よりも、実を食用に使うことができ、また陽射しの厳しい夏には木陰で休むこともできるオリーヴの樹を選んで、アテナが守護神となった。

パルテノン神殿

女神アテナにささげられたというパルテノン神殿は紀元前438年に完成した。創建当時、内陣には、アテネの守護神である女神アテナ像が祀られていた。

神殿の計46本ある円柱は、一見、垂直に見えるが、中央に膨らみを持たせるエンタシスという技法が用いられており、この技法により視覚的な安定感を生み出している。 このエンタシスは、ギリシャから遠く離れた日本の法隆寺の金堂や五重塔の円柱にも見られる
このほか、パルテノン神殿には黄金比などがもちいられ、ギリシャ人の建築技術の高さや、美意識が表れている。

現在の神殿は1834年に始まった修復作業によって再建されたものである。古代ギリシャ時代の神殿は、現在、我々が目にしているものとは違い、上部には赤と青の彩色がされており、絢爛豪華な神殿だったといわれている。

エレクティオン

神話によると、女神アテナと海神ポセイドンがアテネの守護神の座をかけて争った場所といわれている。 エレクティオンで、一番目を引くのは、神殿南西側にある6人の美しい乙女を象った柱。
この柱は、カリアティードと呼ばれ、神殿の屋根の一部を支えている。現在、神殿を支えるカリアティードは、6本すべてがレプリカである。オリジナルのうち5本は新アクロポリス博物館に展示されており、残り1本は、19世紀に国外に持ち出され、現在は大英博物館に展示されている。

アテナ・ニケ神殿

(画像準備中) 勝利の女神ニケを祀る神殿は、アクロポリスの入り口、プロピュライア(前門)の南に位置する。紀元前424年に建築家カリクラテスによって建設され、幅5.4m、奥行き8.3mで、4本ずつの円柱を並べた柱廊を東西に持つイオニア式の小さな神殿。

ディオニソスの劇場

(画像準備中) アクロポリスの南側にあり、丘の斜面を利用してつくられたギリシャ最古の劇場。建設当初は木造で造られていましたが、紀元前4世紀に大理石造りに改修された。 劇場は、酒と演劇の神であるディオニソスの神域に造られているため、その名が付けられた。  

③エンタシス

エンタシス(entasis)は、建築において、円柱の下部から上部にかけて徐々に細くした、若しくは中部から上部にかけて細くした形状であり、それだけに真ん中が太く見える形でもある。古代ギリシャ発祥の建築方法である。 エンタシスを施した柱を下から見上げると、真っ直ぐに安定して見える錯覚を生むため、巨大建築物の柱に用いることが多い。法隆寺の柱にも用いられており、伊東忠太によりその起源が古代ギリシャにあると提唱されたが、科学的に証明されているわけではない。この説は和辻哲郎の『古寺巡礼』によって特に有名となった。 (Wikipediaエンタシスより)

 

④本日の練習問題

 

本日も世界遺産検定4級の世界遺産条約に関する問題を合わせた7問です。少し難しいかもしれません。


◆世界遺産条約に関する次の文章を読み、以下の質問に答えなさい

世界遺産条約は、(a)人類や地球にとってかけがえのない価値を持つ建造物や自然などを守ることを目的として、1972年にユネスコ総会で採択されました。(b)ユネスコの英語の正式名称は“United Nations Educationai, Scientific and ( 3 )Organization”(国際連合教育科学文化機関)で、その頭文字をとってUNESCOと称します。世界遺産条約の誕生には、エジプト文明を生んだナイル川沿いで1960年に始まった( 4 )の建設が大きく関係しました。2018年現在、世界遺産の総数は世界中で( 5 )です

[1]下線部(a)「人類や地球にかけがえのない価値」を表す、世界遺産が持つ価値は何でしょうか

①巨大な社会的価値
②多様な文化的価値
③顕著な普遍的価値
④高尚な歴史的価値

[2]下線部(b)「ユネスコ」に関し、ユネスコの理念を示した「ユネスコ憲章の前文」に書かれている、次の文中の空欄に当てはまる語句はなんでしょうか
「戦争は人の心の中に生まれるものだから、人の心の中にこそ、(  )を築かなければならない」

①知識の壁 ②知識の森
③平和の灯台 ④平和のとりで

[3]文中の空欄( 3 )に当てはまる英単語は何でしょうか

①Cultural
②Childhood
③Casual
④Cheerful

[4]文中の空欄( 4 )に当てはまる建造物は何でしょうか

①ケルンの大聖堂
②アスワン・ハイ・ダム
③エッフェル塔
④パルテノン神殿

[5]文中の空欄( 5 )に当てはまる件数は何件でしょうか

①105件
②568件
③1,092件
④2,351件

◆ギリシア共和国 『アテネのアクロポリス』に関連する以下の質問に答えなさい

[6]アテネの守護神である女神アテナはどこから生まれたでしょうか

①ゼウスの頭部
②アトス山の岩の割れ目
③アドリア海の泡
④マーヤーのわきの下

[7]『アテネのアクロポリス』と同じくギリシャ共和国にある世界遺産は次の内どれでしょうか

①モン・サン・ミシェルとその湾
②アルベロベッロのトゥルッリ
③メテオラの修道院群
④マチュ・ピチュ

いかがでしたか?以下回答です。

[1] ③ [2] ④ [3] ① [4] ② [5] ③ [6] ① [7] ③

世界遺産についてはコチラ
ユネスコについてはコチラ  

有名なパルテノン神殿をはじめとした、神殿や劇場。どれも遺産を守るのが大変そうだ、というのが印象です。ギリシャの青い空に、石でできた大きな神殿はとても良く映えますね。
そしてギリシャで生まれたとされたる建築の技術が、日本でも応用されているというのが、良いですね。法隆寺などを訪れる際にはぜひこの辺りも見ていくと、世界遺産好きとしては楽しめそうです。

また日本にも同じように存在する神話。もちろん日本のものとは違うストーリーですが、これもまた興味深いですね。ぜひ神話についても学んで、この地を訪れたいと思います。


では、また明日お待ちしています。
tomo

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One comment

  1. ピンバック: 地中海世界の形成(ギリシャ)アクロポリス・デロス島 - 世界遺産検定を取得するブログ

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