アメリカ大陸の文明④ティカル国立公園、他

世界遺産検定2級

この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日の世界遺産は、グアテマラ共和国、そしてホンジュラス共和国の遺産です。
これまで取り上げたことのない2カ国です。
一体どんな場所なのでしょうか。

本日も楽しみながら学びましょう。
よろしくお願いします。

①ティカル国立公園

グアテマラ共和国
複合遺産
登録年:1979年
登録基準:(ⅰ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅸ)(ⅹ)
複数の神殿が残るマヤ文明最大級の都市遺跡

グアテマラ北部の『ティカル国立公園』は、*マヤ文明最大の神殿都市遺跡です。
高さ60mに及ぶ急勾配のピラミッドや神殿など3000もの建築物が、現在は密林となった地域に整然と建築されています。
900年ごろこのマヤ文明の中心都市から人びとが消え去ったと考えられていますが、その理由は今も謎に包まれたままです。

*マヤ文明:マヤ諸語を話す住民が築いた文明。メキシコとグアテマラの太平洋岸高地で前1800年頃に発祥した。マヤ文明は多くの都市国家を生み、都市国家間の争いも頻繁に起こった。

中心部は増改築が繰り返され、アクロポリスやピラミッド神殿群など、高い石造技術を誇る建造物が残ります。
また、周囲にはマヤ文字やレリーフが刻まれた石碑や祭壇も配置されています。

中央アクロポリスでは、4つの神殿が確認されており、1号神殿では、ア・カカウ王の墓や埋葬品が発見されました。
これらの貴重な遺跡は、周辺の森林や生態系とともに複合遺産として登録されています。

英語で読む Tikal National Park

Tikal National Park is one of the few World Heritage properties inscribed according to both natural and cultural criteria for its extraordinary and archaeological importance.

In the heart of the jungle of north Guatemala, surrounded by lush vegetation, Tikal, a major Pre-Columbian political, economic and military center, is one of the most important archaeological complexes left by the Maya civilization.

It was inhabited from the 6th century B.C. to the 10th century A.D.
The ceremonial center contains superb temples, places, pyramids, and public squares accessed by means of ramps.

Temple I, also known as the Temple of Ah Cacao, is surmounted by a characteristic roof comb, a distinctive Mayan architectural feature.

<和訳>
並外れた生物多様性と考古的重要性をもつことから、ティカル国立公園は自然遺産と文化遺産の登録基準を両方満たして登録された数少ない世界遺産のひとつである。

グアテマラ北部、青々とした植物に囲まれたジャングルの中心部に位置するティカルは、先コロンブス期の主要な政治・経済・軍事の中心地であり、マヤ文明が遺した最も重要な考古的複合体のひとつである。

紀元前6世紀から紀元後10世紀にかけてティカルには人が住んだ。
儀式の行われた中央部には寺院や神殿、ピラミッドや傾斜によって囲まれた広場が含まれている。

ア・カカウ王の神殿としても知られる神殿1は、マヤ文明の建築的意匠である特徴的なルーフコムと呼 ばれる構造物を頂点に載せている。

②コパンのマヤ遺跡

ホンジュラス共和国
<文化遺産>
登録年:1980年
登録基準:(ⅳ)(ⅵ)
交易によって繁栄したコパン王朝の遺跡

古典期マヤの遺跡の中でも最東南に位置するコパン。
ホンジュラスの西端、コパン川流域の盆地にある『コパンのマヤ遺跡』は、5〜9世紀に栄えたコパン王朝の都市遺跡です。
古代マヤ文明の最も重要な遺跡のひとつとなっています。

コパンの谷に人が住みはじめたのは紀元前1500年頃と言われています。
最初のマヤ族がグアテマラ高地から移住してきたのは西暦100年頃ですが、16代にわたって続くコパン王朝を築いたのは、427年にティカル地域からやってきたマヤ族の長キニチ・ヤシュ・クック・モでした。

コパン川の下流にありカリブ海に注ぐモタグア川はマヤ高地とカリブ海沿岸を結ぶ重要な交易路でした。
一帯は黒曜石や翡翠の産地であったコパンは、その交易によって繁栄しました。
そして第13代ワシャクラフン・ウバーフ・カウィル王(18ウサギ王)のもとで大きな発展を遂げました。

コパンの遺跡からは、4,500を超える遺構が発見されています。
そして他のマヤ遺跡と比べて石碑などに刻まれたマヤ文字の量が多いのが特徴です。
祭壇や競技場、100m幅に1800字以上の象形文字が刻まれた階段など、学術的に価値の高いものが数多く残っています。
また、「祭壇Q」と名付けられた祭壇には歴代の王の肖像が刻まれています。

③練習問題

[1]『ティカル国立公園』に関する、次の文中の空欄に入る、文明として正しいものはどれか。
グアテマラ北部の『ティカル国立公園』は、(   )最大の神殿都市遺跡である。

①インダス文明
②アステカ文明
③メソポタミア文明
④マヤ文明

[2]ホンジュラス共和国にあり、第13代ワシャクラフン・ウバーフ・カウィル王(18ウサギ王)によって発展した王朝によって築かれたマヤ遺跡が世界遺産に登録されている。その王朝名として、正しいものはどれか。

①コパン
②シャイレンドラ
③マムルーク
④アユタヤ

④解答とエンディング

解答 [1] ④ [2] ①

いかがでしたでしょうか。
本日はマヤ文明に関わる世界遺産2件でした。
同じような遺跡に見えても、解明されたりされなかったり。
少なくとも、文字や絵や、モチーフのあるものなどがると解明の足掛かりとなりやすいのかなと思ったりしますね。

本日もここまで、読んでいただきありがとうございました。
また明日もお待ちしています。

tomo

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