大航海時代とキリスト教の海外布教①リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔

世界遺産検定2級
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この記事は世界遺産検定2級学習用に構成しています。

本日から、学習のパートは大航海時代に入ります。
キリスト教が日本にも伝来してきた時代ですね。
このテーマの学習にも建築様式などが登場します。引き続き頑張っていきましょう。

本日もよろしくお願いいたします。

リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔

ポルトガル共和国
<文化遺産>
登録年:1983年/2008年範囲変更
登録基準:(ⅲ)(ⅵ)
大航海時代の栄華を今に伝える記念碑的建造物

ジェロニモス修道院とベレンの塔は、イベリア半島の西端、リスボンにある世界遺産です。
大航海時代の先陣を切った海洋王国ポルトガルの栄華を伝える記念碑的建造物です。

ポルトガルでは13世紀後半から、リスボンを中心に海洋貿易が活発に行われていました。
15世紀からはエンリケ航海王子らによって、海洋技術の開発が推進され、海洋進出の基盤が築かれました。

エンリケ航海王子
エンリケ航海王子は、ポルトガル王国の王子であり、自らは航海しなかったが、大航海時代の初期における重要人物の1人である。
アヴィス王朝を開いたジョアン1世の子であり、後に初代のヴィゼウ公となる。
その生涯において、探検事業家、パトロンとして航海者たちを援助するとともに指導し、それまで未知の領域だったアフリカ西岸を踏破させるなどしたことで、大航海時代の幕を開いた。
1420年5月25日、エンリケはテンプル騎士団の後継であるキリスト騎士団の指導者となり、その死に到るまでその地位にあると共に、莫大な資産を保有する騎士団による援助によって、自らの探検事業の強力な資金源とした。
このため、特に1440年代までにかけ、エンリケは大西洋への進出に並々ならぬ情熱を傾けると同時に、騎士団における重責についてもおろそかにはせず、以後はキリスト教を熱烈に信奉する。
エンリケ王子の人物像としては、その辿った足跡が果たしてどこまで事実であるのか、後世の創作によるものであるのか、多くの謎がある。探検事業の動機や目的についても、種々の説がある。

エンリケ航海王子らの努力は、15世紀末にヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓という形で結実しました。
この成功により、ポルトガルは東方貿易を掌握しました。
その後マヌエル1世の時代にリスボンの海洋貿易は黄金期を迎えました。

リスボンのベレン地区に立つジェロニモス修道院は、マヌエル1世がエンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの功績を称えるとともに、後悔の安全を祈願して建てられました。
サンタ・マリア教会と、55m四方の回廊が中庭を囲む巨大な修道院から構成されています。
ポルトガル独自の芸術様式である*マヌエル様式の装飾が随所に施されています。

*マヌエル様式:船やロープ、貝殻やサンゴなど、海に関するモチーフ装飾されたポルトガル独自の様式で、マヌエル1世が好んだ。

テージョ川河口に面して立つベレンの塔は、インド航路開拓を記念して建造され、港を守る監視塔や水牢みずろうとして利用された。
ベレンの塔は5階の塔で、正式名をサン・ヴィセンテの塔といい、イスラム建築の影響もうかがえます。

Monastery of the Hieronymites and Tower of Belen in Lisbon
The Monastery of the Hieronymites and the Tower of Belem are located on the shore of the Tagus River at the entrance to the port of Lisbon.
The Monastery was commissioned by King D. Manuel I and donated to the monks os Saint Hieronymus so that they would pray for the King, and pay spiritual assistance to seafarers in quest for the new world.
its very rich ornamentation derives from the exuberance typical of Manueline art.
Not far from the monastery, Francisco de Arruda constructed the Tower of Belen around 1514, also known as the Tower of St Vincent, patron of the city of Lisbon, which commemorated the expedition of Vasco da Game and also served to defend the port of Lisbon.

練習問題

[1]『リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔』に関して、後にポルトガルの東方貿易の掌握にも繋がった、インド航路開拓を成し遂げたポルトガルの航海者として、正しいものはどれか。

①クリストファー・コロンブス
②ヴァスコ・ダ・ガマ
③フェルディナンド・マゼラン
④フアン・セバスティアン・エルカーノ

[2]『リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔』に関して、ジェロニモス修道院でみられる、ポルトガル独自の芸術様式として、正しいものはどれか。

①メスティソ様式
②ロマネスク様式
③バロック様式
④マヌエル様式

解答とエンディング

解答 [1]② [2]④

いかがでしたか。
大航海時代ポルトガルの世界遺産でした。ポルトガルからは沢山の航海者が輩出されています。
誰が何を成し遂げたのか、なかなか難しい部分もありますが、世界を発見していった人たちの歴史は興味深いです。
皆さんはこの時代の歴史はお好きですか?

本日もここまで読んでいただきありがとうございます。
明日からは、3日続けて1日に3つの世界遺産の学習となりますよろしくお願いします。

tomo

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