3級過去問題②

本日は世界遺産に関する問題を、世界遺産検定3級2017年12月の過去問題から出題します。

基礎中の基礎ですが、久しぶりに問題を見ると忘れている部分も多いのではないでしょうか。

[1]条約締約国から世界遺産センターに推薦された遺産に関し、文化遺産の専門調査を行う機関として、正しいものはどれか。

①ICOMOS
②IUCN
③APEC
④WTO

[2]世界遺産に求められる、「遺産の顕著な普遍的価値を証明し保護・保全するための必要条件が全て整っていること」を表す語句として、正しいものはどれか

①総合性
②完全性
③正統性
④絶対性

[3]遺産そのもの(プロパティ)の周囲に設定され、遺産の顕著な普遍的価値を損なう恐れのある経済活動や開発などが制限される区域の名称として、正しいものはどれか。

①ローカル・ゾーン
②アウトサイド・ゾーン
③センター・ゾーン
④バッファー・ゾーン

[4]近年、世界遺産登録において重要視されている概念のひとつである「文化的景観」の説明として正しいものはどれか

①美術館や劇場など文化、芸術関連施設が含まれる景観
②歴史上の偉人の誕生地や住居などが含まれる景観
③人類が長い時間をかけて自然とともに作り上げた景観
④人為的なものが加えられていない自然のままの景観

[5]国境をこえて複数の国々が保有する遺産である「トランスバウンダリー・サイト」に該当する遺産として、正しいものはどれか。

①シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網
②高句麗古墳群
③ナスカとパルパの地上絵
④カムチャツカ火山群

以下回答と解説です

[1] ①ICOMOS

条約国からユネスコの世界遺産センターに推薦された遺産は、文化遺産であればICOMOS(イコモス:国際記念物遺跡会議)、自然遺産であればIUCN(アイユーシーエヌ:国際自然保護連合)が専門調査を行う。
その結果をもとに「世界遺産委員会」によって会議が1年に一度開催され、世界遺産リストへの記載の可否が審議、決定される。

過去の学習はこちらから

世界遺産に登録されるには

 

[2] ②完全性
[3] ④バッファー・ゾーン
[4] ③人類が長い時間をかけて自然とともに作り上げた景観

世界遺産登録を目指す推薦書には、10項目の登録基準のどれに当てはまるのか、遺産の周辺に緩衝地帯(バッファー・ゾーン)を設けるなどの保全計画が立てられているか「真正性」や「完全性」はあるかといった価値の正明が求められる。

バッファー・ゾーン:遺産そのもの(プロパティ)の周辺に設定される区域で、遺産の顕著な普遍的価値を損なう恐れのある経済活動や開発などが制限されている。

真正性(authenticity):建造物や景観などがそれぞれ文化的背景の独自性や伝統、技術を継承していること(歴史的芸術的に本物であること)、特に修復の際には、厳密に伝統的な技術や部材などが用いられていることが求められる。

完全性(integrity):充分な広さや保護なための法律、予算、保全計画など、遺産の顕著な普遍的価値を証明し保護・保全するための必要条件が全て整っていること。

文化的景観文化的景観(Cultural Landscape):人類が長い時間をかけて自然とともにつくりあげた景観や、自然の要素が人間の文化とつよく結びついた景観。 文化遺産に分類される。

 

過去の学習はこちらから

世界遺産と日本

熊野那智大社
『紀伊山地の霊場と参詣道』
登録年:2004年/2016年範囲拡大
登録基準:(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)

[5] ①シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網

シルク・ロード:長安から天山回廊の交易網(カザフスタン・キルギス・中国)

高句麗古墳群(北朝鮮)

ナスカとパルパの地上絵 (ペルー)

カムチャツカ火山群(ロシア)

 

いかがでしたか?
現在は不定期に更新中です。
お時間のあるときに、問題を解きに来てください。

では、また。

tomo

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